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第489話

「……ごめ、……な、さい」 もうユルユルと腰を揺らすことしか出来ない三条は、泣きながら謝る。 自分ばかり何度もイき、長岡はどうだ。 「…はっ、…ん、ん、……ンっ」 意地なのかもしれない。。 長岡にもイって欲しい。 気持ち良くなって欲しい。 ゴム越しでも良いから射精して欲しい。 我が儘なんだと思う。 それでも、セックスは2人で楽しむ行為だ。 こうして一緒にいられるのだから、オナニーではなくセックスが良い。 ギチギチとアナルを締めながら肉壁で擦る。 強烈な刺激に目の前がチカチカする。 目玉がぐるりとまわりそうな、そんな言葉にして伝えるのは難しい感覚。 だけど、結腸の弁が捏ねられる違和感はいつしか快感へと書き換えられた。 気持ち良い。 今の三条を包むのはセックスの快感と長岡から与えられる愛情。 「大丈夫なのかよ、」 「…ん゛、…おれ、…は、へ…ぃき……っ」 自分の意思とは関係なくアナルが締まる。 体内まで自分の意志でどうにか出来るはずもない。 だけど、強請るように蠕動運動を繰り返す。 少しずつ、長岡の快感も高まっていきアナルで感じるソレは先程よりも硬い。

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