488 / 729
第488話
背中を丸め、過ぎる快感に頭が馬鹿になりそうなになるのを耐える。
なのに、長岡はそんな様子にクツクツと笑うばかり。
三条は耐えるのに必死でそれどころではない。
「ドライ、気持ちいか?」
「……う…ん、」
なんとか紡げる言葉。
だけど、正直それどころではない。
「…ま、……て………、うっごか…」
思わず腹を掴む手に触れてしまう。
だけど、そんなの長岡には関係ない。
ググッと腰を押し付けられる。
ポタポタとシャツに涙を落としながら縋る様を見て、長岡がどう思うかなんて考えられない。
腰からビリビリした衝撃が広がり続け、引いてくれない。
「…ぅ゛…っ、…は、…ハァ…ッ」
「その顔、やべぇ…」
「ぃ゛…っ…ぐ、……」
長岡の手を必死に掴み、汚い顔も隠せない。
こんなグチャグチャな顔を見られているなんて。
だけど、こんな顔を見せられるのも長岡だけ。
インターバルのない快感に陰茎からは壊れたように先走りが垂れている。
長岡をイかせるつもりだったのに、すっかり返り討ちだ。
「気持ちいなぁ?」
「…っは、…ァっ、…、い」
「最高だ」
ともだちにシェアしよう!