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第842話
本棚も拭きあげ乾いたので、本を戻していく。
作業自体は簡単だが中々大変だ。
1冊いっさつは軽くとも、冊数が集まれば重くなる。
流石は元々木なだけあるなと思う重みだ。
それにしても、本棚に並んでる時は思わないけどすごい冊数だな…
積むってすげぇ
大きな本棚には、作者順に。
小さな本棚には、元々並んでいたものを戻していく。
事前に写真を撮っているので案外簡単だ。
だが、次第に埋まっていく本棚に圧倒される。
粗方の本が本棚へと戻っても、まだまだ多くの本や雑誌が居場所を見付けられていない。
それらは、申し訳なく思いつつ、隅で積み重ねていく。
いつだったか、本の重みで2階の床が抜けたという番組を観た。
いや…流石に大丈夫だろ
あの家は木造だったし
流石に考えすぎだ。
けれど、本当に床が抜けるという衝撃は忘れられない。
今度、その話を長岡にもしようと思いながら手を動かす。
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