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第893話

「…っぁ、……ハァ……、ぁ、」 アナルはすぐに長岡の大きさを思い出す。 くっぷりと口を開け、まだかまだかと強請るのだが、こういう時の長岡は根気がある。 すぐに快感に溺れさせないようにするためか、すぐにはイイトコロへは触れない。 何度もなんども、その手前を掻くだけだ。 当然、快感に慣れた身体はすぐに燻り疼いていく。 呼吸をすると喉がヒクッと震える。 それでも、前戯は終わらない。 「まさむね、さん…もう…、…いいですから…」 「もう少しな」 気持ち良いから力が入らない。 頭の中もふにゃふにゃしている。 指を増やされ、括約筋を解すようにグルグルと回される。 「…ぁ゛…、」 指の2本なんて、長岡のモノに比べたら可愛いものだ。 なのに、ローターが入っているせいかいつもより満杯な気がする。 奥まで入りきらない指。 それがもどかしいのに、更に奥でローターが振動している。 頭がぼやけていく。

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