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後日談 第6話

 それからいくら経ってもいきそうでいけない拷問のような状態が続くと、滲んだ視界はさらに滲んでしまいには涙が頬を流れ落ちる。 「や、ああっ、け……ちゃ、ああっ」    どれくらいこの状態が続いているんだろう。  ほんの数分かもしれないが、限界の状態の体感ではその何倍何十倍にも感じ、永遠に続く拷問のようだった。 「も、やだ、やぁ……許して、おねがい、けい、ちゃ……」  息を切らして涙目で訴えると、舌先で散々俺のをいじめている啓太が「ん?」と喉元で笑った。どうにかして欲しくて啓太の黒髪を掴んだ手に力を込めると、根元を強く握ったまま啓太は口を離す。 「……ひ、ひどい」 「いかせて欲しかった?」  わかっていて啓太は聞いてくる。それでも俺がしゃくりあげなが泣いていると、根元を掴む手でそこをやわやわと揉み始めた。 「んっ、ん……」 「亜季くん、いきたいときはおねだりしないと」 「だって、また、してくれない……っ、ん」  その間も啓太は俺のそれをいじりまわし、達しない程度に刺激することをやめない。 「も、もう……だめ、っ……」 「亜季くん。いっぱいいかせてっておねだりして。そしたらいっぱいいかせてあげるから」  また、嘘かもしれないのに。でも……。    もっと気持ちいいことしてあげる。と、音にならない吐息で囁かれたら完全に思考を放棄してしまい、とうに限界を超えていた俺は啓太が望んだ通りの言葉を口走ってしまった。 「お願い、して。いっぱい、い、いかせて」  啓太は舌舐めずりをして、柔らかく目を細めた。  それはいつもの優しい表情とは違い捕食者のような視線にぞくりとするが、不思議と怖さより嬉しさと興奮の方が勝っている。 「力、抜いて」  熱いものを押し当てられ胸がドキドキした。 「んっ、んん……」  ずるっと身体を開かれると圧迫感がすごくて情けない声が出てしまう。 「はぅ、んぁ……」  馴染ませるようにゆっくり入れると引き抜かれ、また声があがった。  そしてしばらくそれを繰り返したのち、すっかり綻んだそこへ一気に押し込まれると同時に根元を掴んでいた手がはなされた。 「――……っ! ん、ん!」  とたん、声にならない悲鳴をあげ、啓太の腹を粘ついた粘液で汚しながら衝撃のまま達してしまい、がくんがくんと跳ねあがる背中を啓太に抱き寄せられる。 「入れただけでいっちゃうの、かわいいね」  啓太は優しく撫でるように髪をすくと、続けて艶かしく腰を揺すってくる。 「んああ! 待って……あっ、いったから……ああっ」  だから動かないで。そう言っても啓太はにこりと笑うだけで中の敏感なところを擦りながら腰を打ち付けた。 「いっぱいいかせて欲しいんでしょう?」 「やっ、ああ……待っ、ああああっ」  奥を抉られるような感覚は怖いのに抱きしめられて揺すられるたびに甘ったれた声が出てしまう。 「んぁ、ああっ、あっ……」  奥を開かれるたびにその充溢感でおかしくなりそうだし、また身体の中から引き抜かれるときの喪失感もぞわぞわして、確実に中に溜まっていく快感に感覚の全てを支配されたようで、思わず手繰り寄せたシーツを握り皺を寄せた。

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