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後日談 第5話
「や、やだ! っん……」
じっと見られると恥ずかしくて脚を閉じようとするも、閉じさせてくれずそこまで垂れている先走りを纏わせた指が入ってきた。
「昨日、ここに僕のが入ってたんだよ? こんなに狭いところなのにね」
「やっ、やぁ……あっ、ああ」
ぐちぐちと抜き差ししながら啓太は目を細めた。
「今日もここに僕のを入れて泣いちゃうほど気持ち良くなっちゃうんだね」
その笑顔にぞくりとするが、啓太の指がぐりっと動いた瞬間、信じられないような声が出てしまう。
「ああっ!」
そこにドロっとした冷たいものが足されると、それを纏わせた指を奥まで押し込むように入れた。そして指を増やされ、かきまわしながら広げられると、腰はうねり体温は上がって汗も滲んでくる。
「……っん、くっ、あぁっ」
そして同時に俺の勃ちあがったそれに熱い舌が絡みついてくる。
「あっ、あっ、ああっ」
舐めたり吸われたり、その絶え間なく続く愛撫に悶えながら身体が痙攣する。
太腿に啓太の髪が触れてくすぐったいのさえ敏感に感じてしまうと頭の中は高まってくる欲だけになっていき、思わずその黒髪を掴んだ。
「け、け……ちゃん……あ、ああっ」
もうそこはいつ爆ぜてもおかしくないくらいに張り詰めていて腰はがくがくと揺れている。
そして啓太の指が、覚えたての中の敏感なところを掻くとあられもない声をあげて腰が上下に揺れた。
「あっ、ああっ、そこ……ああっ!」」
嬉しそうに笑って啓太は感じやすい先を吸いながら、くわえこませた指で腰を跳ねさせる場所を撫でたり掻いたりすると、その刺激に合わせて勝手に身体が動くのを止められない。
「あっ、ああっ、もう、あ、いきたい。いくいく」
頭の中はもうそれだけで悶えながら、快感への期待はどんどん膨らんでいく。そして耐えかねると力のこもった啓太の指をいつの間にか自分で出し入れするように腰を振っていた。
「亜季くん、やらしい動きしてる。そんなに気持ちいい?」
「んっ、んっ、んっ」
気持ちよくて止められない。止められないけど、熱くなったそこはぎゅっと窄まり、啓太がねっとりと勃ちあがったそれを深く咥え込むとたまらず逃げるように腰が浮いてしまうが、また抑えられて、中の指を動かしながら吸い上げられれば全身がこわばった。
「あっ、いくいく……ああっ! いくいくいく……」
しかし啓太は意地悪く、根元を力強く掴むとさらに指の動きと舌の動きを強めた。
「あ、や……離し……あああっ」
「昨日、これしたときほんと亜季くん可愛かったね」
「や、やめて……」
「でも、これしたあとにイッたらすごく気持ちよかったでしょう? またしてあげたいなぁって、思ったんだ」
優しげに、かつ悪戯っぽく啓太は目を細めると舌舐めずりをしてまた俺のを咥え込んだ。
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