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論より証拠。11話

「謝んなくて良かばい。なんせ、めちゃくちゃ気持ち良かったからな」 ハルさんは何かニヤニヤして気持ち悪い。 「そいに、酔ってても俺を頼ってくれるしさ」 なんて言ってくれるけど、また迷惑掛けたのは変わりない。 「本当すみません」 謝るしか言葉でなーい! 「でも、まあ、あれだろ、酒飲んだのは逃げる為。翔ちゃんだっけ?エロい事されたんだろ?」 な、なにーっ! 何で知って~、 あ、酔った俺が言ったのか。 もう酔った俺のバカバカバカーっ! 知られたくなかったのにぃーっ! 「すみませんすみません」 俺は勢い良く起き上がり土下座する。 「何で謝るんだ?」 「だ、だって、俺に隙があるから他の男に……ハルさん以外の男に触られ」 最後まで言えない内に俺はハルさんに抱き寄せられた。 俺が上。 「悪いって思ってんなら謝罪の言葉より行動だな。俺をいかせろよ仁」 「へ?」 ハルさんはニヤニヤ。 「ほら、俺を気持ち良くしろよ仁」 ハルさんを気持ち良く………? ハルさんにされてるようにしたら良いんだろうけど、 とりあえずはキスから。 唇を重ねて、そこからディープキス。 舌を絡めて、ハルさんの乳首を指先でクリクリと弄る。 ハルさんが少し反応してくれたから、唇を離して乳首を吸う。 ハルさんは俺の頭を撫でてくれてヨシヨシされている。 チュパチュパってアチコチに吸い付いてキスマークをつけて、いよいよハルさんのチンコを掴む。 もうカチカチなチンコ。 毎回、俺を気持ち良く……してくれてるんだけど、俺ってば肝心な時は意識飛ばすんだよなあ。 頭が真っ白になるんだよ。 挿れたら意識飛ぶかな? そう思いながらハルさんのチンコをしゃぶる。 チュパチュパ、 クチュクチュ、 繰り返しフェラした後、もうそろそろ自分の中に挿れようかとローションを手にすると、 「仁、俺に挿れろよ」 って言われた。 「はい~?」 ローション持ったままフリーズ。 「俺を抱けよ仁」 うそーん。 「俺が?」 「そうお前が俺を抱いていかせてくれよな」 まじで? ぶち込む側が俺かあーっ! 「マジですか?」 「マジばい。ほら、ちゃんと俺の後ろばほぐせよ。昨日みたいに無理やりぶち込むと痛いからな」 「本当すみません」 「だから、謝るよりも行動!ほーら」 ハルさんは両脚をびろ~んと広げる。 酒飲んだ俺はケイやハルさんに迷いなくぶち込むみたいだけど、 なんか、 恥ずかしい。 「反省してんだろ?翔ちゃんにチンコやアナルをベロベロ舐められて気持ち良くなって腰振ってた事」 いやーっ、言わないで! 「論より証拠だろ?反省してんなら態度で示しましょう!学校で習っただろ?」 「でも、俺、何時も意識飛ぶし」 「美沙ちゃんとエッチしてた時は意識飛んでたのか?」 「いや、飛ばないけど?」 「じゃあ、大丈夫。ほら」 ってハルさんはまたグイーンと両脚を広げる。 いやいや、大丈夫じゃないっしょ? 男、抱けるのか俺? 「で、でも俺はどちらかといえば、ハルさんに挿れられたい派だし」 「仁、テンパってんのが良く分かるぞ。すげえ台詞言えるようになったなあ」 「あっ」 た、確かに今凄い事言ったような。 「嬉しいが、今日は仁にやられたい気分なんだよ。もうさ、後ろがムズムズすんだよ、仁のチンコ欲しくてさ」 ハルさんは両脚広げたうえにアナルまで指で広げた。 「ここにぶち込むだけでお互い気持ち良くなれるんだぜ?ほら、来いよ仁」 ハルさんのソコはヒクヒク動いて、俺を誘う。 覚悟を決めてハルさんに覆い被さる。 何時もの逆。 俺が脚広げて挿れられていたのに。 ローションをつけた指先をハルさんの中にプクンと入れた。 女の子のアソコみたいな感触。 でも、ハルさんの方が締まり良いかな。 あ、美沙に失礼かな? 女の子の中を弄るように指を出し入れする。 「んっ、…仁、そんな感じ……」 ハルさんがよがり出してドキドキしてきた。 指を増やす。 「あっ、いい……」 身体をくねらせハルさんは息を荒くしている。 ハアハアと耳に届く艶っぽい声。 顔を見るとすげえ、トロンとした顔。 息を吐く唇が薄く開いてマジでやばい!

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