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第5話 貴方に会うために※

僕たちはやっとの思いで玄関の鍵を掛けると、後は絡まりあって、もつれ合いながら、必死に服を脱ぎ捨てていった。 シャノンは背中まである髪を、キラキラさせながら僕にしがみついていた。僕が竜生だった時に触る事ができなかったその柔らかな髪も、今は手のひらに掬って溢れて落ちる。柔らかな透き通るような湖の緑色の瞳は潤んで僕を見つめる。 僕が小さな竜だった時に、何度もその眼差しで笑いかけて、愛してくれた瞳。今は真っ直ぐに情欲を秘めて僕を捉えて離さない。僕はあまりの幸せに息をするのも忘れそうだった。 目の前でしなやかで美しい肢体を曝け出すシャノン。僕はシャワーを浴びるシャノンの足元でどんなに焦がれたか分からない。シャノンの柔らかな指先で鱗を撫でられ、洗われて、僕が何度もため息を吐いていたこともシャノンは知っているんだろうか。 僕が万感の思いを胸に秘めて抱きしめると、シャノンは僕を見上げて言った。 「僕、シャワー浴びたい…。」 僕はシャノンがどれだけ身体を繋げる事のあれこれを知ってるのかと思った。叔父さんの家で箱入りで育った話は、愚痴と共に聞いていたけれど、思うにほとんど知らないのではないだろうか? 「…シャノンは男同士でどうやって愛し合うか知ってる?」 シャノンは真っ赤になりながら囁いた。 「…僕には前世の記憶があるって言った事があるでしょう?そこでの知識ならあるけれど、実際には何の経験も無いんだ。」 僕はシャノンの素直さと初さにすっかり魅入られて、甘い唇を吸って言った。 「僕に全部任せて。シャノンを怖がらせたり、痛くしたりしないって誓うよ。」 僕はシャノンをシャワーに連れて行って、温かなお湯を浴びせながら優しく愛撫していった。シャノンの身体はどこもかしこも甘くて、僕は思わず臍まで猛り切った昂りをシャノンのお腹に押し付けてしまった。 シャノンは真っ赤になりながらも、大きいとか、硬いとか、形が凄いとか言いながら、興味津々に昂りを撫で回すものだから、僕はビリビリしてあっという間に白濁を飛ばしてしまった。 僕の子種がシャノンの顔まで飛んで、僕は慌ててシャワーで流したけれど、その倒錯的な姿にまたもや興奮させられていた。美しい汚れのないシャノンを僕の白濁で穢すことを許される、その関係が尊い。僕はシャノンを蕩けさすつもりが、すっかりやられていた。 本来の目的である性交の準備のために、僕は気を取り直して尽力した。シャノンは僕の指と舌ですっかり蕩けていた。甘えるように突き出したシャノンの窄みに、後ろから僕の剛直で抉って、叩きつけたかった。 でもシャノンはすっかりフラついていたし、僕も愛する番とは最初はちゃんとベッドで顔を見つめあって契りたいという夢があった。僕はシャノンを抱き上げると、ベッドへ運んで覆い被さった。やっとだ。僕は胸がいっぱいになりながらシャノンに言った。 「僕はシャノンを一生愛するよ。僕がシャノンに会えたのは偶然じゃないんだ。僕は自分の番がこっちにいるって感じて長い旅をしていた。怪我をして疲れてしまって、幼生竜に戻ってしまったんだ。僕はシャノンに会う為にここに来たんだよ。」 シャノンは驚いた顔をした後、僕の両頬を手で挟んで優しく口付けて言った。 「ありがとう、アレクサンダー。僕を遠くまで探しに来てくれて。僕はきっとこの世界で一番の幸せ者だね。…愛してる、アレク。」 そこからは言葉は要らなかった。僕は待ちかねたようにシャノンの胸の尖りをついばんで、キツく吸い上げた。ビクビクと跳ねるシャノンの身体は僕を煽るばかりだった。すっかり準備された柔らかくなったシャノンの窄まりに、ゆっくり僕の長い指を一度に何本か、ちょっとづつクチュクチュと抜き差しすると、シャノンは眉をひそめて浅く息をした。 僕は立ち上がった、シャノンのピンク色の綺麗な昂りを口に頬張ると、指と一緒にじわじわと動かした。 「あっ、あっ、んんっ!いいっ。アレクっ、気持ちいいっ!」 かわいいシャノン自身を咥えながら、紅潮して喘ぐシャノンを見上げるのは、僕の剛直にダイレクトに響いた。僕は無意識に腰を前後に動かして、やるせない昂りをベッドに押し付けて興奮を慰めていた。 シャノンは僕に目を向けると手を伸ばして、掠れた声で僕に懇願した。 「…お願い、アレク。入れて。…ひとつになりたい。…んっ。」 僕はもう待てなかった。僕の番が、僕を求めている。この世界にこれ以上のことがあるだろうか。僕たち竜人族が何より優先するのは番の願いだ。

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