4 / 5
引き返せない。
「にゃぁ!? やッ、あ…ひぃ!」
「勝手に気失わないでよ。」
あ…、僕気失ってたんだ…。
お尻にある違和感と、押し寄せる快楽が帝を現実へと引き戻す。
すると、雅人はグルリと体勢をバックから、騎乗位へと変える。
「ッ…?」
「みぃくん、自分で腰振って。」
雅人はバッグの体制から騎乗位に変える。そしてグリグリと、帝のいいところを責めた。
「あ"ッ、ま…ッ、イッ…!」
ビクビクと体を揺らし背を反らして、イく帝に雅人はため息を吐き「腰振ってって言ったでしょ。」と言う。
「この淫乱ッ!」
「わかッ…! たぁ、からッ…動かさ、ないでぇッ!」
「…早く俺をイかせてね。」
帝は喘ぎながら、腰を上下にゆっくり動かす。
「あッ、ふぅ…はっ、んッ。」
「…みぃくん、俺そんなんでイけると思ってんの?」
「ごめん…ぁ、なさッ、いッ!」
これでも頑張ってるのに…ッ。
泣きそうになりながらも、必死に腰を振る。
「相変わらず下手くそ、俺優しいから手伝ってあげるよ。」
「へ…?」
すると雅人は、ごちゅ! ごちゅ! 腰を突き上げる、帝は押し上げられる快楽に後ろに倒れそうになるが、それは許さないと言うように手を前にして掴む。
「や"ッ、いッ! あッ、んッ、ふぁ…!」
「みぃくんッ、気持ちいいよねッ!? こんなにッ、何回もッ、イってるしッ、ナカめちゃ吸い付いてくるッ!」
あー…、いつ終わるのだろう、何時間続ければ満足してくれるだろう。そんな事ばかりを考える。達しても、気絶しても関係なく容赦ない快楽が僕を叩き起す。
(こうなってしまったのは、僕が雅人のペットになったからだろうか。昔みたいに戻れないのかな…。
また、気絶しそう――……。)
ともだちにシェアしよう!