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1-3-3 少年王子は絶望に堕とされる  ~ ※ 巨根・妊娠匂わせ・結腸責め

side:リシェール  風呂に入れられて、香油とかいうのを身体中に塗りたくられた…。  風呂に入れておいて、こんなに匂いをさせる意味がわからない。  白のスケスケの衣装が着せられてしまった。  その上から縛られて、広いベッドの上に横たえさせられていた。  え、これ服として機能してなくない?  着る意味無くない?  一人でツッコんで気を紛らせていた。  こうでもしてないと、怖くて仕方ない。  それにもう頼れる人はこの世界には居なくなってしまった…。  絶望しそうになる。  どれぐらいそうしていたんだろう、扉が開く音が聞こえた。  それだけで身がすくむ。 「ふむ…美しいな。」  皇帝が近付きながら満足そうな様子で僕の肌の、服として機能を全く果たしていない薄布を剥いでしまう。  走る寒気をキツく目を閉じて耐え切る。 「…弟は?」  一度目を開いて、つい睨みつけて尋ねる。  やっといて実は怖い。 「お前が従順になれば、すぐに返してやるぞ?」  クックッ!と愉快そうに笑いながら恐ろしい事を口にする。 「…従順とは…?」  言葉の意味はわかっても、どこまでしろという要求なのかわからなくて、怪訝な表情で訊いてしまう。 「身も心も我に捧げる事だ。」 「…私はウェルナート王子と、契約で婚約をしています。それは無理です。」  そうだ、だから無理なはず。  でも皇帝は全然余裕そうなままで。 「あのような矮小な契約など、簡単に破れる。元々契約は闇の力に拠るもの。模倣したものでは縛り切れぬ。」  破れてしまう!?  説明しながら圧し掛かかられてしまった。  拒否したいけどサフィが…。  戒めが解かれてもどうすることも出来ない…。 「ん…っ…」  唇が舐め回される。  震えてしまい身体に力が入ってしまうか、口の隙間から吐息が零れてしまう。  すぐに舌が入って来て、僕の舌をざらざらと擦る。 「んぅ…ふ…」  丁寧な口内への愛撫に息が上がる。  …何で僕…じゃなくて、リシェールなんだろう。  だって主人公じゃないはず。 「何を考えている?」  唇が離されて問われた。  いけない、また疎かにして考え込んでしまった。 「ど、どうして、私に…こんなことを?」  動揺の余り声が上擦ってしまう。 「お前は、我に与えられた『生贄の花嫁』だからだ。」 「生贄の…花嫁…?」  聞き覚えも記憶にも全く無い。  キョトンとしてしまったのを見てか、皇帝は説明を続ける。 「聖なる神子はわかるな?アレが消されてしまったがゆえに、次にお前が選ばれたのだ。」  聖なる神子……ナザリ!  この状況は僕自身が引き起こした…のか……。  やっぱり、罪は……償わなければならなかったんだ…。  僕は涙をこぼしながら、全身の力が抜けてしまう。  それを合図にしたように皇帝は、手に掬ったオイルを使って、指を後孔に挿入させて来た。  抵抗する気力も無くなって、されるがままになってしまう。  中が弄られていると、快楽を覚えてしまったそこが熱くなり始める。 「くっ……ふっ…!」  孔がひくひくして、まるで指を欲しがっているように蠢いてしまう。 「良い孔だ、入り甲斐がありそうだぞ、リシェール。」  そのまま指が中で回転して、すぐにしこりが探り当てられてしまう。 「っっ!そこ…は…っ!」  またおかしくなってしまうのを感じて、逃れようと腰を必死になって逃がしてしまう。 「欲情して良い顔になっているぞ。」  指が抜かれてしまう…途中なので辛い。  皇帝は油を手に追加すると、バスローブを脱ぎ去った。 「っっ!」  そこで見たものに息が止まる。  30センチはありそうなモノが、皇帝のそこに付いていた。  目が離せなくてガン見してしまう。 「そんなに欲しそうに見るならば、今すぐお前にくれてやるとしよう。」  皇帝が腰を近付けて来てしまう。 「むり、無理です!」  恐怖のあまり、半分硬くなりかけてた自身が、萎えていくのを感じた。  開かされていた足を思わず閉じて、イヤイヤと首を横に振って訴える。 「平気だ、すぐに慣れよう。」  閉じようとしてた両足がいとも簡単に開かれてしまう。  本当に後ろにあてがわれる。 「無理です、お願い…挿れないて下さい…っ。」 「すぐに慣れる。」  懇願虚しく先端がゆっくり埋められていく。  油でぬめるように、僕の中を押し開いていく。 「む……ぃ…壊れ…っ!」  下半身をガクガク震わせながら受け入れさせられる。  酷い圧迫感に呻き声しか上げられない。 「使い心地は良いぞ。我のモノに肉襞が絡み付いて来ている。」 「ぉ…ねが……ぬぃて…く…っ!」  必死になって声を出してお願いする。 「リシェール、中出しを願え。それまで我は決して抜かぬ。」  絶望しそうになる。  そんなの言いたくないし、言ったらもっと犯られるじゃないか。  黙っていたら腰が押し進められる。 「あ…くるし…っ……助け…っ……ウェル……ぁートさま…!」  苦痛から逃れたくて無我夢中で呼んでしまう。  皇帝の瞳が凶暴に変わったのを見て、やらかした事に気付く。  もう震えが止まらない。 「…我に組み敷かれている時に他の男を呼ぶとは良い度胸であるな。もう手加減は無用だな!」  全く中の大きさへの準備が出来ていないというのに、激しい突き上げが開始されてしまった。 「御免なさいっ!ごめ…っ…なさ…っああっ!赦して…くださ…あっ、あっ!!」  中の壁が捲れ上がってしまってるのではないかと感じる程激しく擦り上げられる。  怒張の大きさはお腹の中まで入ってしまってるんじゃないかとか、考えるだけで恐ろしい。  僕の中を腰の角度を変えてあちこちを貫いて攻めてくる。 「止め…とめてくださ……あぁ!へい、かぁ!」 「アレクだ、リシェール。」 「あれく…さまぁ…もう…っ…!!狂…っぅ……くるっちゃ…ぅ…っ!」 「ちゃんと中出しを乞え。でないとずっとこのままであるぞ。」  パンパンとお尻が叩き上げられる突き上げが速度を増す。  しこりばかりがずっと突き上げられてしまう。 「ぃ…あああっっ!!あれくさま…のせーえき……ぼ…りしぇーるのなかに…いっぱぃだしてくださ……ぃ!おねがい、しますぅ…っ!」  快感が強過ぎて危うく『僕』と言いになりそうになりどうにかリシェールに踏み留まる。  逃れられない快楽に頭の中はもうぐちゃぐちゃで。 「良い子だ…さあ望み通りたくさん飲むがよい!」  満足気に言うと、今度は奥を突き上げてくる。  数度僕を抉って攻め立てると、自身の大きさで僕の最奥よりもっと深くを貫いて、ドクドクと中に注ぎ込む。 「おなか…っぁあ!おなかにぃ…はいって……あああーーっっ!!」  そんな異常な状況なのに、悦んで中出しをねだりながら絶頂を迎えてしまった…。 「はぁ…っ!あぁ…っ…おなかが、膨らんで…るぅ…」  流し込まれた物でおなかが、膨らんでいるのが見えた。  こんなのどうなっちゃうのかわからない。 「フフ、孕むと良いな、我が子を。」 「!?」  ま、まさか……こ、この世界って男でも赤ちゃん出来る世界!? 「こわ…い…ぃ……。」  未知の恐怖に涙をぼろぼろ溢して泣いてしまう。 「出来た例は無いが、闇の魔力が入った我の精液ならば、出来るかも知れぬというだけのことだ。我がそう望みながらお前に種付けを続ければな!」 「っ……ぃや!にんしん…ゃだぁっ!」  怖い説明をしながら再び突き上げられてしまう。  奥を奥をと突き上げられてしまうと、わけがわかなくなっていく。 「望め、我の子が欲しいとっ!」 「く…あああっ!りしぇ、るのおなかに…あかちゃ!あっ…子種そそぃ…でくださ…っ…ふあああ――っ!!」 「良い子だ…出来るまで毎日注いでやる!」  何度達しても続けざまに注がれてしまう。  本当に出来ちゃうんじゃ…。  連続絶頂でいつの間にか意識が飛んでいた。 「…リシェ…。我が最愛の伴侶…。」  遠い意識の向こうでそんな声が聞こえたような気がした……。

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