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1-3-4 少年王子は弟に愛される  ~ ※ 3P・2輪

side:リシェール  それから僕は毎日アレク様に抱かれていた。  食事や水も、常にアレク様の口移しで与えられている。  アレク様好みになるようにと、おねだりの仕方とかも仕込まれた。  後孔…は、緩んでたらどうしよう。  まだアレク様のはキツく感じるけど、他の人のじゃもうダメなんじゃ…。  こんな環境に在って、こうして自分の事を考えられる僕はもう麻痺してきているのかな……。  早くサフィを取り戻さないと。  …最悪僕は帰れないとしても…。 「あっ…ふあぁっ!あれくさまの…美味しいですっ!」  床に四つん這いのポーズで、後ろから腰を掴まれてガツガツと揺さぶられる。  もう何回イっては出されてるのかわからない。  最中だけは従順になってしまうけど、まだ堕ちずに済んでいる。 「そうであった、リシェール。お前に褒美をやろうと思っていた。」 「はぁ……んっ!ほ…ぅびっ?」  突き上げを止めないままで会話されても集中出来ない。  でも返事をしないと怖い気がするから必死に喘ぎながら答える。  その時ノックが聞こえた。  するとアレク様はそのまま僕の両腿を抱え上げてしまい、立ち上がる。 「入れ。」 「っ…!?」  こ、こんなところを見られる?  まだ羞恥心はあるのにっ!  嫌だと首を振ってアレク様を見るけど、呼ばれた人はすぐに入って来てしまった。  姿を目にして驚愕して目を大きく開いてしまう。 「サフィーニよ、此方へ。」  部屋に入って来たサフィの視線は、アレク様に貫かれている結合部…。 「サフィ見ないで!頼むからっ!」  サフィは聞いているかわからない淀んだ眼差しをしている。 「さ…サフィに何を…!」  逆らう気力が無くなっていたけど、さすがに動揺してアレク様を睨んでしまう。 「ぼ…わ、私が言う事を聞いたら、サフィを返すって…!」 「褒美だ。弟に会いたかったのだろう?弟が望んだのだよ、帰らずお前と居ると。」 「それは、そう言うに決まって…!」  サフィだって、僕が身代わりになんて言われたら平気で帰るような子じやない。 「そういうことでは無いのだリシェール。」  アレク様がサフィを見遣ると、サフィは僕に近付いて…。 「ん…っ!?」  嘘だ…サフィに、キスされてる。 「ん…やめ……っ!」  家族のキスなんかじゃない。  舌がねじこまれて、絡められる。  余りの動揺に身体の動きを止めてしまうと、入ったままのアレク様が突き上げを再開する。  首を振っても僕の顔をしっかり押さえるサフィが離してくれない。  サフィが満足するまで口内が蹂躙される。 「ずっと好きだった兄上。もっと早くこうしていれば良かった…。」  頭が重くてサフィが言ってる意味が理解出来なくなっていく。 「サフィーニの想いを闇の魔力で増幅させてやったのだ。」  意識が遠ざかりそうになる。  サフィは…自分の意思でやっている…。 「兄上、可愛い……私にも兄上を下さい…アレクシウス様…。」 「好きにするが良い。」  絶望的な会話がなされる。  意識を落としておけば良かったと、後に後悔する事になる。  サフィが僕の乳首を吸う。  アレク様がゆっくりと中を抉る。 「さ…さふぃ……むね…っ…おかしく…っ!」  アレク様を締め付けながら、サフィの口に胸を擦りつけてしまう。 「兄上…が…私の愛撫で感じてくれてるなんて…!」  サフィは呼気荒く、もう片方の乳首を同時に弄びだす。 「や…ぁっ!へん…なるぅ!やめ…さふぃ…っ!」  乳首と後ろからの同時の攻苦に、声が甘ったるくなってしまう。 「兄上…こんなに可愛い声を…出すんですね…。もっと、聞かせて、兄上?」  身体が言う事を利かず、後ろのアレク様をねだるように腰を揺らしながら、サフィに胸を突き出す。 「もう良いぞ、サフィーニ。」  アレク様の一言で、サフィは裸になると、僕の口に自身を埋めてくる。 「んん――っ!」  アレク様が抱えていた僕を床に降ろす。  再び四つん這いの体勢に戻されると、前後から同時に貫かれる。  挟まれているためか、サフィの貫きが、腰を突き出してくるたびに、喉奥へと入ってきてしまう。  苦しくて仕方ないので、サフィをイかせてしまおうと考えた。 「んぅ…んっ!」  とにかく抜いて欲しくて、敢えてちゅくちゅくと音を立てるように、口内のそれを舐めて吸う。 「兄上…っ…がしてくれ…あぁ!兄上っ!!」  サフィに頭が掴まれてしまい、喉へダイレクトに注がれた。 「んんっ――っ!!」  粘液が喉に流されて苦しい。  苦しさに負けてサフィの精液を更に奥へとやるように、必死に喉を動かす。 「あぁ…兄上…!もっと飲んで下さい…!」  興奮したのかもう一回流し込まれてしまった。  ようやく口が解放されると、サフィの二回目の精液はさすがに口から溢した。  その汚れを指に取り、自分自身に塗り付けるサフィ。  まさか……。  この後僕の予想より、大変な目に合わされる。 「サフィーニ、入れ。」  サフィとさせられる…。  サフィにもうやめてくれないかと懇願の眼差しを向けてみる。  正気に戻ってくれと。 「兄上……そんな目で見られたら私は…もう!」  サフィが完全な形になってしまっていた勃起を、アレク様が入ってる結合部に押し付けてくる。  見計らったようにアレク様は僕の両足を後ろから抱え上げる。  まさか…。  そこでようやく真意に気づいたけど、僕が暴れてもアレク様の力が強過ぎて全く動けない。 「む…りぃ……!むり…!なか、こわれちゃう…っ!たの、む…さふぃ…!」  一縷の望みを賭けて、泣きながらサフィにお願いしてみる。 「兄上…そんなに…っ、誘わないで…?」  アレク様が入っているそこにねじこんでくるサフィの表情は、今まで…リシェールの記憶の中でも見た事がない、捕食者のような笑みを浮かべた顔だった。  もうサフィの顔が見られない。  サフィが入りやすいようにアレク様は、サフィ自身や結合箇所に油を塗ってサポートしている。  程無くして、サフィが中に完全に入ってしまった。  サフィはまた限界なのか、夢中で腰を振りだした。 「キツ…くるし……ぬいて…ぇっ…!」  サフィの動きとズレるように、アレク様は動く。 「サフィーニ、ここを突け。」  アレク様は僕の前立腺の箇所をサフィにレクチャーしながら、的確にそこを突き上げてくる。 「あああ…っ!まっ…ゃめ…っ!!」  交互にしこりがやられてしまうと、単純計算で二倍の速さでそこがやられている事になる。  それが二本分の質量で突きまくられたら地獄でしかない。 「狂う…っ!くる……あああっっ!!だめ…とま…ってぇ!!」  イきよがりながら、強過ぎる絶頂から必死に逃れようと、首を振って声を上げてまくってしまう。 「あにうえ…っ!壊れた兄上…見たい…!」  予告も無くサフィが中で弾けたようだったけど、僕にはどちらに出されているのかわからない。  過ぎた快楽で頭が本当におかしくなりそうになってる。 「リシェール、ねだりはどうした?」  意識を飛ばしたいのに、その命令が耳に入ると、もう逆らえない。 「…く……り、りしぇ…るのなか…!おふたりで…つかってくださ…ぃっ!!いっぱい…だしてくださ…っ!」 「兄上……悪い子ですね!」  中でサフィがまた硬くなるのを、孔の感覚で知る。  快感が止まらない。  死んじゃう…。  どれぐらいされてたのかもう覚えてない。  また一つ、絶望を感じた。  摩り切れてしまうまで、あと僅かな気がする。  きっとリシェールも絶望したのは此所なんだ。  だから此所の記憶がリシェールに無かったんだ……きっと。

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