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1-3-5 異世界の少年は生贄の花嫁になる  ~ ※  闇堕ち

 あれから行為には時々サフィが加わるようになった。  アレク様は僕をサフィに犯させて見物したり、あの時みたいに二人掛かりでしたり……。  どうして僕は此所に居るんだっけ?  もう思い出さなくていいか…疲れた。  どこまで絶望すると、やり直しになるんだろう?  確かここってゲームの世界だったよね? 「婚儀の儀式を明日執り行う。」 「あっ…ああっ!だれの……んぅっ!」  ベッドの上で騎乗位で腰を揺らして奉仕しながら尋ねる。 「我とお前に決まっている。嬉しかろう!」 「ふっ…ああっ!うれし……っんんっ!」  下から突き上げられる。  身体がびくびくと、何度もイかされる。  結婚とかしちゃったら、どう変化させられちゃうんだろう?  怖い…。  翌日、城の地下にある祭壇の前に運ばれた。  僕の移動は常にアレク様が抱いて運んでいる。  多分逃走しないようにだとは思うけど、どうせ逃げられない。  因みに今、久し振りに衣服を身に付けていた。  ウェルナート様との時とは違い、黒のゴスロリみたいなドレス。  闇に嫁ぐからだそうだ。  祭壇に身体を横たえさせられる。  アレク様が覆い被さって来る。  いつも通りだと思ってたけど、自分が変えられてしまうかもしれないと思うと、やっぱりちょっと怖くなって来た。  自然に身体が震える。 「あれだけ汚してやったと言うのに、まだ初々しいな、我が花嫁は。」  アレク様は、僕の怯えを楽しんで眺めると、顔を近付けて舌で唇を割り開いてきた。  こちらも応えるようにその舌に自分のそれを絡める。  もう散々覚えさせられた行為。 「んっ…!」  舌が強く吸われたので、背中に腕を回して応じる。 「そう、それで良い。」  そう言いながら少しだけ身を離すと、いつもとは違う感じのオイルを手に取って、下着が履かされていない僕の後孔に流し込む。  後ろが油まみれになっていくのがわかる。  終わると再びキスが唇に降りて来る。  そのまま頬や額、耳と唇が這う。  何だか愛されているみたいに誤解しそうになる。  違うのに。 『生贄の花嫁』とかだから、決められてる相手だからだよね?  でも…手が優しい。 「んっ…アレク様!」  何か身体がおかしい。  肌を撫でられてるだけなのに、達きそう!  勃起してしまった僕の自身に手が這う。 「あっ…!きもち…いです、アレク様っ…!」  手の動きに合わせて腰を揺らして押し付けた。  アレク様は応じるように、僕を口に含んで丁寧に舐め上げては吸い上げていく。 「きもち…いっ!きもちいぃっ……よぉ!」  もう頭の中が真っ白になりそうで。  腰を突き出すように動かして、アレク様の口の中に先走りを漏らす。  射精を促してか一際強く吸われて。 「あっ…!い…いく……っ!」  射精感が高められてイきそうになった時、いきなり根元が強く握られて、射精が塞き止められた。 「あ…っ、ど……どうして…っ!」  イきたいのにイけない苦しさで、問う視線を向ける。 「お前に先程塗ったのは媚薬。本来は10倍に薄めて使う…な。」 「…っ!ど…して……!」 「真にお前を手に入れるため…。」  意味がわからない。    アレク様は闇の魔力を展開する。  黒い闇の塊に文字が浮かんでる。 「リシェール……真名とともに契約せよ。身も心も我が物となる、と。」  それって、契約だからもう本当に逃げられなくなる!  絶対駄目なやつだ! 「さあ…我に堕ちよ!」  手の扱きが激しくなる。 「ああっ!くるしぃ!イ…かせっ!」  根元が解放されない愛撫が感じすぎて痛いぐらい。  強烈な媚薬のせいで後ろがびくびくとしてしまってる。 「ゆるし…っ…はなしてぇっ!」  苦しいのに気持ち良くてわけがわからない。 「楽になりたくば、誓え!」  快楽に勝てない。 「誓います!だからぁ!」  答えを聞いて満足そうな笑みを浮かべると、根元が解放された。 「ひあっ…!!り…しぇーる、らー、るきうすは…ぁ!みもこころ…も、あれくしうすさまの…んっ…!ものになるとちかいま…す…っ!ふあああっ!!」  契約を告げてしまう。  聞き終えたアレク様は、そのまま僕を擦り上げて射精させてしまう。  肩で息をしてアレク様を見ていると、少し考えるような素振りをしてからすぐに僕を組み敷いて、後孔に入って来る。 「っ―――!ん…あああっっ!!」  媚薬のせいで、入られただけでイってしまう。  孔の中が熱くて堪らない。 「くださ…っ!あれくさまの…っ!」  腰を振ってねだるけど、動いてくれない。 「あれく…さま…熱いっ!」  必死に懇願する。  もうなんでもいいから突き上げてほしくてたまらない。 「もう一度言う…真名で契約せよ。リシェールの中の、お前…。」 「…っ!?」  それって、まさか……『僕』!?  身体は熱いままだけど、頭がすーっと冷えていく。  駄目だ…逃げなきゃ。  動きを止めていたアレク様が激しく動き、僕の中をめちゃくちゃに掻き回す。 「あああっっ!!イ…ああーーーっ!!」  もうだめだ、気持ち良過ぎて他の事が考えられない。 「真名を…我が花嫁!」 「…『芹澤柚希(せりざわゆずき)』は…っ…みもこころもっ…アレクシウスさまのものになる…とちかいま、すっ!」  言った途端、心が縛られたような感覚。  アレク様が発動した闇が弾けて消える。  アレクは楽しそうに笑い出すと、僕の腰を抱え直す。 「これで、もう一生我の物だな…柚希…。」  そのまま何度も貫いて『もらえた』。  もういいんだ、他の事は何も考えなくて。 「もっと!ゆずきを…愛して…っあああ!」 「っ…柚希…ようやく…手に入れた。」  もう、アレク様のこと以外何も考えられない…。  いつの間にか意識が深く沈む……。

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