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3-4 ツインソウル ※ 3P 2輪 潮吹き

目を覚ますとリシェールの部屋のベッドで寝かされていた。 確か凄い血が出たはずなのに、貧血感が殆ど無かった。 隣を見ると顔色の悪いリシェールが寝ていた。 「っ…!」 僕は咄嗟にリシェールに完全治癒を掛けるけど、あんまり顔色は変わっていない。 何故か僕もリシェールも裸だったので……そうか、血塗れだった……急いで抱き付いて冷えた身体を温めてみる。 「…そう言えば、僕が熱が出た時にこうしてくれたね…。」 前回封印を解いた後、僕は学校で熱を出して倒れて、リシェールが寮の部屋まで運んでくれて、治癒魔法をしながらこうして冷やして看病してくれた……ちょっと恥ずかしい事込みで。 「ぅ……ゆずき……知って…。」 ゆっくり目を開くリシェール。 「治癒を常に感じたから。それに涼一さんとは体格も違うからわかるよ。」 目を覚ました事に安堵しながら、しっかりとリシェールを抱き締める。 リシェールも僕が意識が戻った事に安心してくれたようで、力無く手を回してくれた。 「血を僕に?」 それしか考えられない。 リシェールはしかも戦闘中にダメージを受けていたのに……。 「……っ…ごめんね…。」 今血が戻せるならそうしてるけど多分、リシェールの血を僕に移すなんて出来るのはアレク様だ。 何故か居ない。 「泣かないで欲しい、柚希…私が願い出たのだから…。」 「うん、有難う……。」 でも涙を止められない。 「入るぞ。」 ノックしてから遠慮気味なアレク様の声が聞こえた。 寝てると思ったのかな。 「どうぞ。」 応えると慌ててアレク様は部屋に入って来た。 「…良かった柚希。」 ベッドの横で跪くようにして僕の頭を撫でる。 凄く安堵した顔をしてくれる。 「…血塗れになったリシェの姿と…ダブった。」 ああ、そうか…あの時も血塗れになっていたって聞いた。 「涼一さん…ごめ…。」 「あーもう無理無理!涼一この書類さぁ……!」 バタンとドアが大きく開いて陽太さんが入って来た。 …僕は裸でリシェールと抱き合ったままだった…。 「ヤんなら混ぜてって…!」 言葉をそれ以上言わせないように、涼一さんが闇の結界を展開して陽太さんを追い出した。 「書類?」 「リシェールが倒れてる間に溜まった書類を片付けていた。俺がちょっと日本に用事があって外していたからだな。」 「…世話になった涼一、感謝する……。」 「柚希を助けてくれた礼だから気にするな。」 言い辛そうにお礼を言うリシェール。 涼一さんはこういうところ気にされたくないんだよね。 その後は日本に行って、涼一さんの家でリシェールを集中治療してもらった、お医者さん付きで。 姉さんは一応大怪我は無かったけど入院した。 リシェールが回復すると少しの間、国の仕事に忙殺されて涼一さんとリシェールはルキウス城に缶詰めに。 僕はどうせ役に立たないから日本に居ても良かったんだけど、二人に絶対駄目だと反対されたので……。 「……本当にこの格好必要かな?」 以前リシェールが貰った水色の猫耳メイド衣装。 リシェールは少し成長したので「もう入らないから。」と僕に渡された。 それを着ることが仕事の助けになると言い張られたら着るしか無いけどさ…。 一応お茶とか本当のメイドさんが用意してくれてるので、それを部屋に運び込むだけはやらせてもらってる。 涼一さん何となく仕事の手止まってない? 仕事の邪魔にならないようにお茶を置くと……ガン見されるんだけど。 リシェールは手が止まってない、さすが! と思ってたら何故かリシェールの手が止まる。 何か書類を見て溜息を吐いている。 気になって覗き込んだら隠された。 「美月の案だから……。」 「ああ成程…。」 見なくて良かった。 まあ、姉さんが元気になって良かった。 あ、陽太さんは騎士団の稽古中なんだって。 今は騎士団長らしい。 そう言えば気になっていた事を涼一さんに聞く。 僕とリシェールに関して何か言おうとしてたよね? リシェールも気になっていたようで涼一さんに視線を向ける。 「……二人は恐らくだが、ツインソウルだと思う。スピリチュアル用語かなんかだから正しい名称かどうかはわからないが…。」 「ツインって双子?」 「詳細は色々あるから断言は出来ないが、強く引き合うのはそういう事だと思う。…以前に二人が入れ替わったが、普通は簡単に行くわけが無かった。俺だってウェルナートの時は入れ替わったんじゃなく、憑依だったしな。」 「…成程、何となくしっくり来る……。」 リシェールも納得していた。 「二人が惹かれるのは当然なんだろうな。」 僕とリシェールは考え込んでしまった。 「ふぁっ!?」 突然背後に忍び寄っていた涼一さんに尻を撫でられて声を上げてしまった。 「さっきからもうだいぶ限界でな。」 「へ、部屋に…!」 今リシェールの真ん前だ! さすがにリシェールも顔真っ赤で動揺してる。 けど何か涼一さんと意思の疎通でも出来たのか、リシェールは椅子を立つと僕の下着を降ろした。 「ちょっ…待っ……!」 魅惑?してない、確認してしまった。 「柚希は俺達にとってはずっと魅惑状態なんだよ。」 頷きながらリシェールは僕の股間を口に含んでしまう。 「りょ、涼一さん!?」 涼一さんはさっさとメイド服のスカートを捲り上げて、携帯用ローションの容器を取り出すと僕を抱えて絨毯に座り、僕の後孔へローションを塗り込み始める。 「んっ……あ…っ!ほ、ほんとに……ここで…っ?」 前も後ろもの刺激に僕はあっさり快楽に身を委ねてしまう。 「んっ…んあぁっ!!」 涼一さんの指で前立腺が刺激されるとすぐにイって、リシェールの口に出してしまう。 飲まれてるのをぼんやり眺めてしまうと、後ろから涼一さんが入って来た。 リシェールは膝立ちになってキスしてくる。 口の中の精液を唾液と共に流してきたので飲み込む。 自分のだとかは考えていられなかった。 「んっ……ふぅ……んんっ!」 涼一さんが突き上げて来たので、喘ぎはリシェールの口内へ消える。 僕もリシェールに唾液を送ろうと舌を伸ばすと、リシェールが顔を赤くして嬉しそうな顔をした後、舌を強く吸って来た。 「ん……っ…んんっ!」 キスに集中しそうになると涼一さんが服の上から乳首を抓る。 キスしながら涼一さんを睨み付けるリシェール。 落ち着かせようとリシェールの背中に手を回すと、涼一さんが僕の服を脱がす。 突き上げられながら背中に舌が這うとぞくぞくして、リシェールとのキスを離してしまう。 すぐにリシェールは僕の乳首を強く吸う。 「も…ああっ……かんじ……イっちゃ…あああんっ!!」 涼一さんのモノを締め付けながらイって、リシェールの胸元辺りを汚してしまう。 リシェールはそれを指に取ると美味しそうに舐める。 何だろう…凄く僕への愛情を感じる…。 少しだけ切ないような気分になって、中の涼一さんを余計に締め付けると、涼一さんがそのまま数度擦り立てて中に出した。 「ふ…あぁんっ!!」 出して思考が少し回ると何となく二人とも…凄く興奮してるような感じ…。 思い出した!姉さんが今回の事で怯えてしまって、僕の魅了ステータスを99に戻したんだ! 多分それで二人とも……。 涼一さんが再び突き上げを再開すると、リシェールがおずおずと僕の口にペニスを差し出して来たので、気にさせないようにすぐに口に含んで舐める。 遠慮がちに腰を揺らしてくれるので合わせるように顔を動かして根元の方から舐めていると、後ろからしこりをがつがつやられる。 「んん……ふぅ……っ!」 イきそうになってリシェールのモノに軽く歯を立ててしまう。 「ゆ…ず……き…っっ!」 口の中にリシェールが精を放つ。 イきながら僕は精液を飲んでいた。 飲み込み切れなくて口端から垂らしたそれを涼一さんが指に取るとリシェールにそれを見せつけるように、涼一さんが入ったままの僕の入口に塗り付ける。 生唾を飲んだリシェールが思い詰めた表情で僕の後ろ…涼一さんが入ったままのそこに自身を宛がって…。 入らないとか思わなかった。 多分以前一度あったから身体が覚えていたのかな。 リシェールが苦しそうにゆっくり押し入って来るから、呼吸して緩めようとするけど追い付かない。 涼一さんが動かないようにして、僕のペニスを扱いて来た。 「あ……んっ!さきっぽ…感じる……っ!」 言葉を聞くとすぐに涼一さんは、先端を親指の先で捏ねながら括れを爪で軽く引っ掻く。 その愛撫に、挿入の苦しさで萎えてしまっていた僕のモノがすぐ勃起してしまい、後ろもどうにか緩まる。 「壁がぁ……っ!」 ぎちぎちで凄い圧迫感。 「は……っ!ゆず…き…つらかった…ら抜くから……っ。」 そんな顔で言われたらそんなこと言えない。 「り…しぇーるだいじょうぶ……一回…はぁ…やったし……。」 後ろから涼一さんが僕自身を擦り立ててイかせながら、僕が出す精液を結合部に塗り付ける。 そこで思い出した、これの危険性に。 2倍速で擦られる! 思わずやんわり二人を締め付けてしまうと、刺激されたようで動かれてしまう。 「柚希は……相変わらず、煽るのが巧い……っ。」 「煽ってな……ふぁぁんっ!!」 涼一さんの言葉に返そうとするけど快感が強過ぎる。 「そこ…だめ…ぇ……っ!ヨすぎて…あたま……へんなるぅっ!!」 「きもち……いいのか、もっと……ゆずきっ!」 リシェールの速度を上げてしまった。 「とまっ…も……出な……っっ!!」 涼一さんが擦ってくれてる僕のモノは何も出なくなってる。 二人とも既に僕の弱点の位置を把握していてそこを何度も突かれる。 「あああっ!なんか…出ちゃう…っ…あああ――っっ!!」 僕は出なくなったと思ったそこから、二人を締め付けながら水分を吐き出してしまった。 「も、漏らした…?」 「っ……潮だ、気にするな…っ!」 涼一さんが再度中に放つと、同時にリシェールも達した。 「ふっ……ぁ……柚希……。」 リシェールはすぐに中から引き抜くと僕の背に腕を回して、啄むようなキスを顔のあちこちにしてくる。 涼一さんが耳を食んでくるので、身体をぞくぞくさせてしまう。 視線だけを涼一さんに向けようとしたその時、窓の外の陽太さんと目が合った。 え…いつから居たの? 陽太さんは窓を開けて窓枠を越えて入って来た。 「仲間外れはいけないよねぇ?」 じーっとリシェールと僕を見比べる陽太さん。 「うーん、みんな酷い疲れ方してるし、今日は休むなら赦そう。」 安堵する。 「特にリシェールは何日寝てないの?」 聞きながら陽太さんはリシェールを連れて行ってしまった。 ドアが閉まると涼一さんはしっかりと僕を抱き締めた。 「…悪かった……。」 「リシェールのことなら、ツインソウルとか言うのなんでしょ?それに多分二人がおかしくなったのは僕の…また魅了のせいだと思うし…。あれ?」 涼一さんも僅かに目の下に隈が。 さっきリシェールも寝てないって…。 「涼一さん、倒れて。」 わけがわからないままで涼一さんは言う通りに僕ごと倒れてくれる。 脱がされたメイド服を引き寄せると掛布団代わりに身体に簡単に掛ける。 「このまま寝よ?」 僕の中には涼一さんが入ったまま…やっぱり恥ずかしい。 それに気付いた涼一さんは嬉しそうに笑むと、しっかり抱き締め直して僕が眠りにつくまで僕を撫でていた。

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