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LESSON10 side:リシェール お仕置き 拘束撮影 ※

体育の時間。 私は割と動くのは得意だが、柚希は余り得意では無いようだ。 バレーボールだったが柚希が転びまくるのでハラハラしていた。 大きな怪我だけ無いようにと一応気を付けてはいたが。 結局柚希は膝や肘に軽い打撲痕を作った為間抜けして一緒に保健室へ行った。 湿布と包帯で処置をしてもらい部屋を出る。 首の絆創膏は今回の傷では無く、涼一によるものだが。 「リシェール付き合わせて御免ね。」 「私は柚希の傍に居たいだけだ。」 笑顔で告げると赤くなる柚希。 「ん…有難う…。」 照れ笑いでお礼を言う柚希は可愛くて抱き締めたくなる。 涼一は常にこんな気持ちなのだろう。 体育館に戻ると授業は終わっていた。 片付けが残されていて、残りを任された。 ネットだけだが、複数を纏めると割と重かった。 「僕もやるよ。」 一人で持とうとしていたら柚希がそう言う。 柚希を一人で残したくなかったので申し出を受けて、一緒に運ぶ。 クラスメイトの一人が出入口に立っていた。 涼一が居ない時、私達二人だとたまに声を掛けられる。 「手伝うからカラオケ行こうよ。」 と、柚希の肩を気安く触るクラスメイトA。 本気で抹殺する意を籠めて睨み付けたら大人しく引っ込んだ。 「カラオケ今度リシェールも行こうね。」 まるでクラスメイトの動向を気にしてない柚希…スルースキルと言うらしい。 やはり柚希は凄い人間だ。 改めて感心してしまった。 倉庫にネットを運び入れるところで、柚希が躓く。 「柚…っ!」 思わず柚希を引き寄せてしまい、ネットを巻き込んで柚希ごと倒れて、更にネットが追加で落ちてきたため、咄嗟に柚希を下にして覆い被さる。 ネットがちゃんと置かれていなかったらしい。 柚希が躓いたのもだらしなく伸びていたネットのせいだった。 後でこのネットを運んだ人間を絞めよう。 しかし……どうしたらこんな絡まり方に…。 柚希の才能の一つなのだろう。 「うわー、抜けない…。」 私と柚希はピッタリ密着して複雑にネットに絡め取られている。 そういえば涼一が「エロハプだ。」とか言っていたのを思い出した。 意識してしまうと顔が酷く近い。 ジッと柚希を見つめるとそれに気付いたようで顔が赤くなる。 特に股間がくっついて……。 襲ってしまいたいが鍵が掛かっていないため、流石に不味い。 「リシェール、解ける?」 赤い顔の柚希の吐息が掛かる。 もう、制御が…。 「ん……。」 柚希の唇を奪うと驚いた顔をしたが、すぐに目を閉じて応える柚希。 柚希とキスをするだけで引き合うような…充足感を感じる。 もっと深く入りたくなるような、もどかしい感じが。 柚希も同じように感じてくれている様子で、うっとりと舌を差し出してくる。 「ん…柚希…。」 舌を絡め擦り合わせる。 柚希の目尻に生理的な涙が浮かぶ。 私も目が潤んでしまう。 キスだけでこんなに心が満ちるとは…。 もう夢中になっていた。 舌を吸い上げ歯で擦る。 「んぅ…っ!」 柚希が股間を押し付けて来る。 二人共硬くなっていた。 合わせたように唾液の送り合いをする。 「おい…。」 声が掛かって我に返ると、いつから居たのか涼一が立っていた。 一見して機嫌が悪そうだ。 「あ、あの…涼一さん…。」 「柚希は後だ。リバっ子、お前には少しわからせないと駄目なようだな。」 「り、リバっ子…?」 どうやら私の事らしい。 意味はわからないが腹が立つ。 涼一を睨むとすぐに下半身が脱がされた。 「なっ…!?」 「危険性を学習させてやる。」 低い声でそう言うと、無遠慮に私の後孔に指を挿れてきた。 「な、何を……っ!?」 抜かせようと必死に腰を捩る。 「リシェール、お前も性感帯はここか?」 私の弱点が正確に突かれる。 腰がビクついてしまう。 「っ!や…めっ!」 「性感帯の位置まで柚希と同じか、成程。」 「い…加減に…!」 「ここは鍵が掛かっていなかったな。しかも俺が入るのも気付かなかった。誰か他の奴だったらどうする気だった?」 …確かに軽率だった。 私はともかく柚希が危険にあってた可能性もあった。 「ほら、御免なさいは?」 前立腺を何度も指で突き上げられると、身体が勝手に昇り詰めようとしてしまい、指を締め付けてしまう。 「んっ…くっ…ごめん、なさい…!」 「よし、よく出来ました。イけっ!」 「くっ…あぁっ!!」 乱暴な突き上げに為す術も無く達してしまい、柚希のジャージを汚してしまった。 柚希は涼一の私への処遇に怯えて震えている。 涼一は肩で息をする私を拘束から解き、マットの上に転がす。 「さて、柚希。こんな事になっていたのは誰のせいなんだ?」 「ぼ、僕が転んで絡んで…。」 「エロハプか…。」 どうやら正しかったらしい。 脱がされた下衣を履きながら二人の様子を見る。 「柚希もリシェールも危なかったのはわかったな?」 「うん…!御免なさい!」 「…わかればいい。」 どうやら涼一は落ち着いたらしい。 「でも仕置きはしておくかな。二度と無いように。」 柚希がひゅっと息を飲む。 涼一は柚希を弄ると、柚希を全裸にして開脚させた状態でネットを使って動けないようにする。 「ゃああ!恥ずかしい!」 何もかも丸出し状態なのに全く動けないのは相当な羞恥だろう。 涼一がスマホを取り出す。 流石に柚希でも何をするかわかった様子で青くなる。 フラッシュが焚かれる。 「やぁ!やだあ、撮らないでぇっ!!」 泣きながら訴える柚希。 やり過ぎではと思ったが、流石に今は恐怖で何も言えなかった。 「やだって言いながら、こっちは嫌がって無いな。」 確かに柚希は勃起していた。 「こ、これは…っ。」 「こっちはどうだ?」 柚希の後孔に指を挿れて拡げ、そこへフラッシュを光らせる。 そろそろ見ていられなくて、その光景から目を背ける。 「やぁぁっ!うつさ…ないでぇ…っ……。」 柚希が本気で泣き出したので、止めようとそちらを見ると、涼一は柚希を拘束から脱出させていた。 しっかりと柚希を抱き締めて、フラッシュを光らせていただけで撮影していない事を説明していた。 深くキスをする二人。 すぐに離れて私の所へ来る。 「ごめんね、巻き込んで、ほんとに!」 必死な柚希。 「いや、私から手を出したのだから…。」 「柚希はもう少し落ち着いて行動するんだぞ。」 涼一の目はどっちも悪いと言っていた。 柚希が服を着始めると…。 「柚希!何だこの怪我!」 今頃包帯に気付いた涼一が騒ぎ出す。 「リシェール、お前なにやってたんだ!」 うるさい男だな…。 「大きい怪我からは守った。運動をしていれば許容範囲の傷だけだ。」 「柚希の玉の肌に怪我が大小でもあってはならない!…俺の全権限と財力を使って体育館の壁も床もフカフカにするしか…。」 「やめてっ!」 この男はまともな事を言うと思ったら、アホな事も言う。 どちらが本当なのか…。 「リシェール、そういやさっきからずっと動かないが…、やり過ぎたか?」 「う、うるさい!さっさと先に帰れ!」 …恥ずかしい事に腰がガクガクで動けなかった。 時間が経過すれば落ち着くから放っておいて欲しかった。 「…柚希は歩けるか?」 「うん、平気。」 涼一は私に手を伸ばす。 「いや、私はいい。時間が解決するから…。」 「さっき言ったろう。お前を狙ってる奴は割と居るんだ。」 「リシェールがモテてるの知ってるよ。」 「…では、肩を借りる……っ!?」 恥ずかしいが肩だけ借りようと手を伸ばしたら抱き抱えられた。 「…有難う。」 恥ずかしくて顔を逸らしながら礼を言う。 「俺のしでかした事だしな。置いて行ったら柚希に叱られるだろう?」 「叱るに決まってるよ。」 柚希は三人分の鞄を持っていた。 涼一が教室から持って来ていたそうだ。 暫くの間『鷹宮がハーレムを築いている』と話題になったとか聞いたが一体何があったのだろうか……?

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