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LESSON16 side:リシェール RE擦り合わせて 3P 2輪 ※

「…参った…。」 疲労が溜まり過ぎたらしく、ウイルスにやられてしまったようだ。 頭が痛くて起き上がれない。 柚希の所に顔を出さないと心配を掛けてしまう。 そうは思うが怠くて動けない。 もう何も考えず寝てしまおうと思った。 次に意識を取り戻すと、柚希が間近で心配そうに顔を覗き込んでいた。 「…顔を出せなくて済まない…。」 「そんな事気にしないで。リシェールの国には涼一さんが行ったから、ゆっくり休んでね。」 涼一にまで迷惑を掛けてしまった…。 「何も心配とか気にしたりとかしないで、安静にして早く治ってくれた方が嬉しいよ。」 逆に気に掛けさせてしまった…。 言われた通り早く治さないと、迷惑が溜まっていく。 「少し食べて薬飲もうね。」 柚希が、用意してくれたらしいおかゆを口許に差し出してくれる。 涼一が居ない時に柚希に食べさせて貰える…時には病気も良いものだと思ってしまう。 「後は水分と薬。あ、薬…そのままじゃ上手く飲めないよね。」 上半身を抱き起こすのは柚希には無理だろう。 ちょっと考えてから柚希は赤い顔になる。 「…前に…リシェールがしてくれた方法でいいかな?」 頭がくらつくせいでどことなく現実感が無い感じだ。 夢じゃないだろうかと、柚希の腕を掴んで現実である事を確認する。 「頼めるか?」 嬉しくなって微笑みを浮かべてしまいながら返事をする。 「うん。」 柚希は口に薬ごと水を含むと、口移しに飲ませてくれる。 口に送るためか舌も入って来たのでつい舐めてしまう。 「んっ…飲めた?」 口移しを終えると恥ずかしそうに赤い顔で尋ねて来る。 「大丈夫、有難う。」 「んと、後は、寒かったり熱かったりは?」 「少し寒い…。」 「じゃあ、あっためようか?」 私がした事をなぞってくれているようだ。 遠慮無くお願いした。 恥ずかしそうに服を脱ぐのを見るとドキドキしてしまう。 「あ、リシェールのも脱がすね。」 脱衣を終えるとベッドに入って来た柚希は、私の寝着を脱がす。 せっかくの美味しい状況なのに、頭がくらくらする。 気が付くと柚希に抱き締められていた。 「御免ね。昨日も夜遅くて心配掛けちゃったもんね。寝不足のせいもあるよね。」 「いや、国の仕事を無理し過ぎたせいだと思う。今日涼一が行ってくれたのなら片付くと思うからもう平気だ。あの男の能力の高さは確かだしな。」 「うん、原因がそうならもう平気だね。後は治すためにも…。」 柚希がキスをしてくる。 それを舌で受け止めて舌を擦り合わせる。 無闇なエッチでは無く、私と柚希には互いを癒せる能力がある。 でも、さすがにこの状況を我慢出来るほど枯れていない。 「んっ……ふ……。」 喉を舐めると柚希が反応する。 柚希は私の舌裏を舌で擦り始める。 少し良くなった気がして頭を起こそうとしてみるがまだ起きれない。 もっとと思って舌を吸い上げた。 「んっ…んっ…。」 柚希が早くも下半身を硬くしたのに気付く。 私も僅かに硬くなったが、残念ながら動けない。 唇が離れて熱を逃がそうと深く息を吐き出す。 「僕が…擦ってもいい?」 真っ赤な顔で柚希が言う。 仕事をしっかりした私へのご褒美なのかもしれない。 「頼みっぱなしで、申し訳無い…。」 済まなそうに柚希に返事を返すと、頭を撫でられた。 柚希が自分自身と私のモノをくっつけてくる。 「あ、そう言えば知ってた?最近リシェールって学校で『リシェールさん』って呼ばれて尊敬されてるよ。」 「は……?」 「何かね、喧嘩が強い人がリシェールにやられたって。うーんと、リシェールは今ボスなんだって。」 余計に頭が痛くなった…暫く学校を休むべきか。 「ご、御免ね。リシェールは知らないと思ったから教えてあげるべきかなって。」 頭が痛そうな顔をしたのに気付いて慌てる柚希。 「いや、知らないままだったら大変な事だった。有難う。」 私でこれということは、涼一は一体何と呼ばれているんだろう…。 「うーん、まだ熱高いね。」 私の額を触って柚希は言うと、再び口付けて来る。 「伝染らないか?」 ふと不安になって唇を離す。 「平気……僕としては伝染っても、リシェールが治ってくれた方がいいなって。」 柚希の気持ちは泣きそうな程に嬉しいが、柚希をこんな苦しい目に合わせたくない。 キスをさせないようにと、腰を動かして自身同士を擦り合わせる。 「あ…あんっ…動けるの?」 「何とか。柚希の治療が効いて来たようだ。」 結構きつかったが、動いて汗をかいてしまえば熱も下がるだろう。 柚希の背中に腕を回して擦り付ける。 「あ、あんっ…こすれてるぅっ!」 私の方は熱で鈍くなっているのか、柚希ほど感覚が無い。 せっかくの行為だと言うのに…。 柚希が流す液を擦り付けて摩擦の速度を速める。 私はイかなくても柚希がイく所を見れるだけで満足だった。 「邪魔するぞ。」 合鍵で入って来た涼一。 この状態を見られる。 盛大に溜息を吐く涼一。 「…看病じゃなかったのか?」 「看病だよ。前にこうしてもらって熱下がったから…。」 動きを止めて涼一を見る柚希。 「繋がらないと意味無いよな?」 「汗をかいたら熱は下がる。」 言い訳になってしまっている。 掛け布団を捲られる。 すぐに涼一は私の額に触れてくる。 「治ってないじゃないか。」 仕方ない、と言うと涼一まで脱ぐ。 「リシェールはどの程度動けるんだ?」 「…動くと頭が痛い。」 正直に答えないと何をされるかわからない。 「それじゃこうするぞ。」 涼一は柚希を私の上に乗せる。 「お、重くない?平気?」 「ああ、平気だ。」 気にする柚希に笑顔で答える。 「柚希、リシェールを挿れられるか?」 「っ……頑張る。」 真っ赤な顔をした柚希が恐る恐る私自身を握って、中に埋めていく。 「っ……!」 先程と比べて半端無く心地が良い。 その状態で涼一が柚希の後孔にローションを付けて弄る。 「ふ…あっ…!」 後孔への愛撫で柚希が腰を捩ると、自然に中の私のモノが刺激を受ける。 「ぅ…柚希…っ!」 数回柚希が中をうねらせると、同じ個所に涼一が挿れて来た。 「ああっ…ふぅ…っ!」 ただでさえキツイそこを柚希が締めつけてしまう。 「くっ…きつい…っ!」 締め付けだけでイきそうになる。 「ここを突けば緩まるだろ、柚希。」 「ふっ…あぁんっ!そこ、イっちゃうぅっ!」 柚希が締め付けたままで腰を揺らす。 「ふっ…ぅ…ゆずきっ!!」 緩まらないまま壁の摩擦を受けてしまうと、呆気なく達してしまった。 「ほら、もっと汗かいておけ!」 「あぁっ!も…イっちゃうぅっ!!あああっ!!」 私の上で柚希がビクビクして達し、私の胸に白濁を放つ。 頭がボーッとして何だかわからなくなってきた。 「リシェール、もう一戦行けるか?」 「まだ、大丈夫だ。」 相変わらず動けないのが腹が立つ。 でももう一回ぐらい気持ち良くなりたい。 涼一が動くと自然に柚希も孔を動かすので、股間に刺激を再び受ける。 「ぅ…っ!」 やわやわ動く肉襞は気持ち良過ぎて、二度目の射精を簡単に誘発させられそうだ。 どうにか留まる。 「あっあっ!また…そこばっかり…虐めないでぇっ!!」 涼一が柚希をガツガツと突くと涼一のモノと擦れて微妙な気分だが、柚希の壁も擦れるため、そちらの気持ち良さに集中する。 「…リバっ子、今失礼な事考えただろう?」 「…っ!その名で呼ぶなっ!」 エスパーか何かなのかこいつは…。 「もっ、ふたりとも…っ!だめっ、へんなるぅっ!!」 「んっ…ゆずきがしまるっ!」 柚希が中を締め付けながら腰を自分からも揺らすので、激しく擦られてしまって、すぐ柚希の中で果ててしまった。 意識が遠くなる……。 再び意識を戻すと、頭の痛みが無くなっている。 私の横には柚希が眠っていた。 身体がスッキリしていて、汚れが無い。 柚希もだった。 もしかしなくても涼一が綺麗にしてくれたのだろう。 何となく屈辱だ。 …だが、幼い頃から病気にならないように、なったとしても両親に看病などされた事が無かった私は少しだけ…嬉しかったのかもしれない。 起き上がって考え込んでいると、不意にペットボトルの水が頬に当てられた。 涼一から受け取ってすぐ飲む。 「色々と助かった、有難う。」 「…何て言うか…どうもお前は俺の子供みたいな感じがする。」 「こ、子供!?こんな父親は断固拒否する!」 「その反発感が益々息子っぽい。」 「すると柚希は私の母親になるじゃないか!」 一瞬言ってから迷った…この惹かれ方はまさかそれなのか、と。 「いや、母親とこのような事はしないだろう。」 「神話や古い昔、そういう事があったしな。」 「あくまでも私をそういう位置付けにしたいなら、私は父親を殺さなければならないのだろうな?」 挑戦的に言ってしまう。 「怖い怖い、まあ頑張れ。ほら、もう一回寝るぞ。」 頭をくしゃっとされる。 時計を見ると夜中の2時だった。 体温は下がった気がするが、まだ眠かったのですぐに目を閉じた。 父親と母親……一瞬考えては消し去って意識を落とした。

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