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LESSON23 side:涼一 コスプレ ※
「と言うわけで、これが『彼シャツ』だ。」
裸に俺のシャツだけ着せた柚希が気恥ずかしそうにもぞりと動く。
柚希の正面ではリシェールが俺の説明を聞きながらも、柚希の姿に感動している。
「ダボダボにして、袖から手が出ないのが可愛い。彼=俺の、という点も萌えポイントだな。」
「……。」
ちょっと悔しそうなリシェール。
流石にリシェールの服では柚希はダボダボにならないからだ。
「ちなみに、こうして袖からちょっとだけ手を出すのが『萌え袖』だ。」
柚希にさせながら説明を続ける。
そもそも、こうなった理由は、柚希が「萌えってよく僕に言うけど何?」と聞いてきたのと、リシェールが以前俺が説明した『裸に靴下が裸よりいやらしい』という件について、俺が「他にもある」と言ったのを覚えていて、他を聞いてみたいと言って来たため、二人に実践で教えてやろうということになった。
「僕はもう理解したから…。」
恥ずかしくて早々に降りようとする柚希。
「萌え担当先生は柚希にしか頼めないんだ…。」
言うとリシェールも深く頷く。
「マネキ……うん、わかった。」
多分『マネキンでもいいんじゃ?』と言おうとしてやめたんだろう。
柚希の顔に諦めが見えた。
「柚希にはいつも感謝している。」
柚希をしっかりと抱き締める。
「感謝の気持ちなら私の方が上だ!毎朝毎晩、起きた時に眠る時に、柚希に対しての感謝の祈りを捧げている!」
張り合うリシェールが逆から柚希に抱き付く。
「二人の気持ちはちゃんと知ってるから、ね、続きしよう!」
喧嘩になる空気を読んだ柚希が、行為の催促をして来る。
「じゃあ続きだな。柚希、これ着方わかるか?」
「えーと、うん、大丈夫そう。」
俺が着せ替えさせてもいいが、たまには柚希の生着替えを楽しみたいと思った。
柚希は着ていたシャツを脱いで裸になると、俺が渡した服を慎重に着ていく。
横のファスナーに集中して、股間が服の隙間から見えているのを気にしている余裕が無いので、チラ見えがエロい。
リシェールはどちらかと言うと手伝おうかとオロオロしている。
「ふぅ、出来た。」
柚希に着せたのはチャイナ服、当然女性用だ。
「ミニタイプもあるが、敢えて柚希にはこのロングタイプで。足のスリットがポイントだからな。」
「やはり剥き出しよりはチラ見せか…。」
「リシェール、学ばなくていいと思うよ…。」
リシェールに関して柚希が心配になって来たようだ。
「こういう風にすぐ愛し合える…。」
柚希の背後からスリットに手を入れて太腿を撫でながら耳に囁く。
「ひゃんっ!」
柚希が反応してびくっとして、短く悲鳴が上がる。
「…夜の事業として流行りそうだな。」
柚希の反応を見たリシェールが赤い顔でメモを取る。
恥ずかしそうな柚希に次の衣装を渡す。
「えっ?こ、これは…着方わからないよ?」
「だろうな。」
俺はいそいそとチャイナ服を脱がせる。
「柚希は座ってこれを履いてくれ。」
「これって……。」
受け取った物を理解した柚希は真っ赤になって座り、それを少しずつ履いていく。
俺は服よりも先に腕のカフスと襟、カチューシャを付けていく。
裸に部品だけの柚希の状態の見晴らしが良過ぎる。
飛び掛かりそうになるのを堪えて、柚希が服の部分を着終えるのを待った。
そう、バニーだ。
柚希が自分で履いた網タイツが柚希の白い肌に映える。
「網タイツは素晴らしいが、布の面積はだいぶあるようだが。」
「実は…。」
リシェールの耳に囁く。
先にバイブの説明をしてから、『本来は尻尾の部分に人参型バイブを突っ込むのだ』と。
「つくづく凄い国だな…。」
「リシェールの知識が偏っちゃうよ…。」
柚希が耳打ちした箇所は知らないはずなのに的確なツッコミを入れて来る。
「次はこれを頼む。」
柚希に次を渡す。
一個一個堪能するのはまた次回だ。
俺は一つの衣装で朝から晩までコースになるだろうと確信しているからだ。
次に柚希が着てくれたのは『スク水』。
「学校の女子の水着だな。」
「殆ど同じだが、これはあくまでコスプレ用だから、股間部分がかなり食い込んでる。」
手で隠していた柚希の手を股間から離させて、違いを説明する。
「み、見なくていいよぉ!」
隠そうと足をもじもじさせる柚希。
関連する『男の娘』についてもついでに語っておく。
「僕は違うからねっ!」
男の娘についてはさすがに受け入れない、と柚希が主張する。
「大丈夫だ、俺は男の娘に惚れたわけじゃなく、柚希が好きなんだからな。」
「う、うん、ならいいんだけど……有難う。」
真っ赤で俯く柚希。
「……で、次はこれだな?」
いい雰囲気になりそうな感じだったのを打ち破ってきたリシェール。
リシェールのこめかみに拳グリグリしてやる。
「痛いっ!やめろっ!」
「あっ、それ着るから、落ち着いて!」
仲裁に入りながら衣装を慌てて着替える柚希。
拳から解放されたリシェールは、床に手を付いて涙目で睨んで来る。
俺は素知らぬ顔で柚希の着替えをガン見している。
「これ、体操着に似てるね?」
柚希も気付いたようだ。
「それは古の女子用体操着…ブルマだ。」
「え?昔こんなの着てたんだね。」
「動き易そうではあるが、見た目が…だから失われたのか。」
柚希とリシェールは真剣に考えている。
「まあ今着ているのは夜用に開発されていて、本来は食い込みはそこまで凄くは無かったらしい。」
「うん、見えちゃうよね……。」
柚希は隠す事を諦めた様子で、手を股間にやりそうになるのを堪えて上衣の裾を握っている。
「まあこれはその内、足を上げて見せてもらう予定だ。」
「予定あるの!?…変な予定がいつの間にか増えていくね…。」
「柚希がどんな衣装を着ても完璧に着こなせるという素晴らしさを伝えたいんだ。」
「そういう流れだったっけ?」
苦笑を浮かべる柚希。
「まあ後は前に着てもらったエロ下着とか靴下……。」
とっておきのを忘れていた事に気付いた。
靴下だから敢えて衣装として用意していなかったので忘れていた。
「最後だから、リシェールは脱がすのを、俺は履かせるのを担当する。」
柚希を抱き運んでベッドに降ろす。
リシェールが下を脱がすのを待つと、俺は靴下を柚希に履かせる。
いい眺めだ…。
きっと俺は一生『柚希が呼吸するだけでも萌えるだろう』と思った。
「も、もういいよねっ?」
裸に靴下だけの柚希が股間を隠しながら身体まで赤くして言う。
「ああ、後は可愛がるだけだ。」
自分でやっておいて、柚希のコスプレ姿が秀逸過ぎた。
興奮を堪える事が最早限界になった。
柚希の上に圧し掛かるとすぐに唇を激しく奪う。
「んんっ!」
裸に靴下の柚希は、早くもキスで力が抜けている。
長く水音を立ててキスを続けていると、柚希の目に生理的な涙が浮かんでくる。
大切な事を忘れていた事に気付く。
俺はそのまま足で柚希の靴下を片方、中途半端な位置までずり下げる。
一瞬首を傾げたリシェールが、少し考えて萌えを理解したしたらしく、すぐメモった。
『靴下はずり下げた方がより萌える(個人差あり)』に気付いてくれたようだ。
ようやく柚希の唇を離すと、柚希の唇が赤くなっていた。
「ふ…ひりひり…するぅ…。」
俺の頭を押し退けて柚希の唇を労るように舐めるリシェール。
柚希を労るのは良い事だが、俺を押し退けるとは!
もう一度リシェールのこめかみグリグリを決行した。
「喧嘩しないで……っ…。」
とうとう柚希が泣きそうになる。
おろおろする俺とリシェール。
「喧嘩はしない!……今日は…。」
後半小さく言うリシェール。
確かに今後しないと言い切れない。
「喧嘩じゃなく、俺とリシェールの間でのスキンシップなんだ…。」
喧嘩だったらとっくに泣かしてる。
「スキンシップなの?」
柚希の問い掛けにリシェールが凄い目で睨んで来るが、ちょっと考えた様子ですぐに同意して、柚希に頷いた。
リシェールの頭の中の方程式は…『スキンシップなんかじゃない→それを言うと柚希が泣いてしまう→同意すれば解決する→泣き止む』という感じだろう。
「ん、ならいいんだけど…。」
柚希が取り敢えず安心してくれた。
二人掛かりで柚希の目の端の涙を舐め取りつつ顔のあちこちにキスをする。
「擽ったいっ。」
嬉しそうに笑ってくれた柚希…一安心した。
柚希を泣かすのだけは絶対に駄目だ。
リシェールがいつの間にか柚希の唇を自分の唇で労り始めてしまったので、俺は柚希のおちんちんをしゃぶる。
「ふっ……んぅ…。」
着せ替えの途中で弄ったりしたお陰で、柚希のモノはすぐに勃った。
着せ替えのお礼と、さっきの心労のお詫びを籠めてネットリと、会陰から根元、袋から先端を舌で丁寧に愛撫する。
「ふあっ!んっんんっ!」
リシェールとのキスの隙間から声が漏れ始め、腰を捩らせて、先端から先走りを溢し始める柚希。
喘ぎ始めたのを見て、リシェールは唇を離して、柚希の首筋を舐めていく。
「ふっ…あぁっ!感じ…るぅ!」
首筋の愛撫にもゾクゾクと身体を震えさせる柚希。
柚希自身を解放すると、量が増えてきた柚希の液を指に取って、柚希の後孔に塗り込みながら中を探る。
「ああっ!っふ……いい…のぉ!」
孔をひくつかせて指の愛撫をねだりながら、首から胸に移ったリシェールの愛撫に、上半身を押し付けるように動く。
俺が柚希のしこりを指で突いて、リシェールが柚希の乳首を舐める。
「あっああんっ!もぉ…あああっっ!!」
二人掛かりだとやはり早い。
もう勢いよく柚希は達してしまった。
柚希が放った液体を柚希の孔に追加するように再び塗り込む。
「また…っああ!!いっちゃう!あああっ!!」
リシェールがもう片側の乳首を吸うと同時に、俺の指を締め付けて二度目の絶頂を迎えた柚希が再び自分のお腹を汚す。
何度でも見ていられるが、そんな事をしたら柚希が意識を失ってしまうので、限界を越えまくってる俺のモノをスボンと下着の中から取り出して、すぐに柚希を貫く。
「ああっ…ああんっ!」
挿れただけで軽くイってしまったらしい。
リシェールはお腹を辿って柚希のお臍を舐め始めた。
柚希が感じ過ぎて頭を振る。
俺は抽挿を開始して、しこりを突く。
「ああっ!もう…きちゃうっ!あああ―――っっ!!」
残滓を吐き出して柚希が絶頂を迎えて俺を締め付ける。
「ああっ!おへそだめぇっ!」
達した時にリシェールがお臍を舌で抉っていたので、どっちでイったかわからなくなってる柚希。
俺は締め付ける心地の良い柚希の肉壁を擦るように動かして、もう一度柚希を追い上げる。
「あっ―――っっ!!もぅっ…なかぁ!おねが…っ…ああ――っっ!!」
イきながら腰を振ってよがる柚希の中に出すべくスパートを掛ける。
「…っ…柚希…っ!」
「あっああっ!あたま、なかぁ!まっしろ…っなっちゃ…ふっあああっっ!!」
柚希が激しくイって俺を締め付けた瞬間中に放つ。
出して落ち着いた俺はふとリシェールが大人しい事に気付いた。
俺と柚希がヤってる間、途中から参加していなかった気がする。
「リシェールお前、前回の…。」
「…っ!?」
どうやら俺が言おうとしている事と、リシェールが考えている事は同じらしい。
柚希はウトウトしていたので、柚希に布団を掛けて、俺は服装を正してからリシェールと一緒にリシェールの部屋に行く。
「あれか、ごっそり体力でも持っていかれたか?」
「…何故わかる?」
部屋に着いてすぐ考えを口にした。
「前回お前と柚希がやった直後のお前が不自然に寝ていたからな。」
「柚希の体液を摂取した時は、むしろ元気になった気がしたんだ…。」
「出力するとなるんじゃないか?」
「出力……。」
「確かめたいなら今度もう一度してみたらどうだ?」
リシェールは情報を整理するように考え始めたので、俺は部屋に戻った。
柚希は先に寝ていると思ったら、欠伸を噛み殺しながら起きていた。
「寝てて良かったんだぞ。」
服を脱いで柚希の横に入ると、すぐに柚希を抱き締める。
「ん…出来るだけ待てる時は待って、一緒に寝たいから…。」
もう一度勃起しそうになった。
「そんな可愛い事ばかり言われると、俺は萌え死に確定だな。」
「死なないでね?」
柚希がギュッと抱き付いて来る。
「ああ、柚希が望むなら努力はする。」
唇を啄むと柚希が目を閉じて応える。
柚希の足に足を絡めて、すべすべの足を堪能しながら、寝かし付けるように背中を軽く叩く。
「いつも有難う。お陰で気持ち良く眠れてるよ。」
柚希からも唇を押し付けて来て、すぐに目を閉じて眠りに入る柚希。
「お休み、俺の大切な柚希。」
「お休みなさい、えと…僕の将来の旦那さん?」
キュン死にしそうになった…。
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