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EX 2月22日 猫の日 ※

side:柚希 「柚希にお願いがある。」 涼一さんの頼みは出来るだけ聞いてあげたいけど、半分不安だったりする。 「実は今日は猫の日なんだ。」 「動物とはあまり接して来て無いから、詳しく無いよ?」 「取り敢えず真似してみてくれないか?」 と、猫耳カチューシャが頭に付けられた。 「え、えと……にゃあ?」 赤面しながら両手でグーをして言ってみる。 床に伏して悶える涼一さん。 「想像以上に破壊力が強過ぎた…。」 起き上がると僕の服を脱がしてしまう。 「猫はもう終わり?」 「俺は猫には服を着せない派だからな。」 「何その派閥…。」 僕を全裸にすると、何かを首に付ける。 「な、何?」 「首輪だ。」 裸で猫耳に首輪とか…何の罰ゲーム? 動くとチリチリ音がした。 鈴付きだ! 真っ赤になっていると押し倒される。 猫はまだ続けるのかな? 「は、恥ずかしい…にゃー。」 取り敢えず言ってみた。 「拙い……これはもはや兵器だ…。」 「兵器?」 もう硬くなっている涼一さんのが、僕の後ろに押し付けられる。 「優しくして…にゃー。」 動きを止めて口を押さえる涼一さん。 「吐血するかと思った…。俺が萌え死にしてしまうから、猫はやめようか。」 「死なないでね!涼一さんがそんなに猫好きだとは思わなかったなー。 」 「……まあいいか。しかし似合い過ぎて怖いな。」 言いながら猫耳を撫でる…そこに触覚は無いけれど。 手が頭を撫でて顔をと、徐々に下へと撫で回す。 気持ちがいいから目を細めると、唇が強く吸われる。 「ん…っ…。」 「柚希…何をしても可愛い…。」 キスの合間に呟かれると、照れで顔が熱くなる。 ふと目が合うと、うっとりと僕を見る涼一さん。 愛されてるんだなーと思ってしまって目が潤んでしまう。 涼一さんが更に大きくしたのを感じた。 あ、このパターンは……! 涼一さんが服を脱ぐ。 「涼一さん、まだ……っ!」 遅かった…後ろに先走りの力だけで入られた。 「っ……っ!」 僕は呻き声を漏らしながら呼気を吐いて、必死で後ろを緩める。 徐々にどうにか緩めていくと、少し正気に戻った涼一さんが、すぐに僕のモノを手で扱く。 「あっ、あんっ!いい……のぉ!」 どの箇所が弱いか完全に熟知してる涼一さんの手技で、すぐに僕は汁を出し始めてしまう。 同時に後ろが自然に緩まる。 すぐにそのまま突き上げられる。 「あっ、ああっ!気持ちい…ぃっ!」 突き上げの動き通りに、僕の首の鈴がチリチリと音を立てる。 いつもと違う状況に少し興奮してしまう。 多分涼一さんも。 突き上げがすぐに激しくなった。 「ああっ!もぅ…イくぅ!」 「…っ、柚希っ!」 首を噛まれた。 「ああっ…あああ――っっ!!」 首への刺激にも感じてしまって、すぐにイってしまった。 涼一さんは中で出してすぐまた突き上げて来る。 「あっああっ!おっきいの…またきちゃ…っ!!」 鈴が鳴り止まない。 もしかしてこれで興奮してるから? 「…柚希が可愛くて、まずい…っ!」 「あっあっ!イって…っ、なか…もっとぉ!あああっ!!」 僕ももう途中からわけがわからなくなっていた。 三回くらい涼一さんが中で出した辺りで記憶が飛んだ。 少し寝てたらしくて、目を開けると夜中だった。 首輪も猫耳も外されていた。 僕はいつも通り涼一さんに腕枕されていた。 「まだ起きてたんだ。」 目を開けてすぐ涼一さんと目が合った。 「柚希を見てるとつい時間を忘れる。」 穏やかな笑みで言って、軽く唇にキスされる。 「猫飼いたいの?」 「俺の愛情は柚希にしか向かないから、飼ったら可哀想だろう?」 「そうだね。」 クスっと笑ってしまう。 「猫が好きなんじゃなくて、猫に扮した柚希が可愛くて堪らないんだからな?」 「有難う。」 僕からちゅっと口付ける。 「次は犬の日を楽しみにしてるから……またやってくれるか?」 「涼一さんの頼みを断るわけ、無いよ。」 少しだけ頬を赤くしながら言うと、再び涼一さんが覆い被さって来た……。 まあ、休日だからいいか。 またも身体が動かなくなるまで愛された…。

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