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「オレのモノって、そういうこと?」2※

  「や、だ……っ」  頭、ついていかない。  オレ、男だし。  ていうか、何で、こんな事に。  どうしてゲームの世界で、どうして、こんな事に。  これからどうして良いのかも分かんないし。  ていうか――――……今、ルカの、腕の中で、オレ、どうしたら、いいのか。  「……ふっ……ぅっ……あ……んっ……」  激しくキスされながら、 体、まさぐられる。  嫌、なのに、頭、真っ白になる位、気持ち、良い。  さっきの、甘い薬のせい、だと思うんだけど。  ――――……でも、ものすごく、巧みな、愛撫と、キスのせい、だとも、思ってしまう。  勇者って……っ!  ……っっっ童貞じゃないのか。  いつの間に、そんなこと、してたんだよっっ!  もうなんか、もう。  どう考えたって、慣れてるとしか、思え、ない……っ。  気付いたら、知らない間に、どんどん、服、はだけてるし。 「……んんぅっ……っあっ…」  達して、しまった。 的確すぎる、手の動きが、ヤバい。 「いっ、やだ――――……っ」 「……ソラ」  達したばかりのそれを、ルカがまた擦る。  耳に舌が入ってきて、びくん、と体が大きく震えた。 「……あっ……」  こんな刺激、強すぎるの、怖い。    涙が、ボロボロ零れていく。 「ん、あっ……あっ……」  嫌なのに、また達して。悲鳴を上げそうになった唇をまた、深く塞がれる。  しばらくして、すこしだけキスが解かれて。  顔に添えられた手に、ぐい、と涙を拭われた。 「舌出して……絡めろ」 「……っ……ん……っ」  恐る恐る、舌を触れさせる。 「もっと」 「……ん、ん……」  絡められて、吸われて、噛まれて。舌が、触れてるだけで、感じる。  こんなキス――――……した事なくて。 「……ん、ふっ……」 「……抱き付いてろ」  またキスされて。深く深く、奪われる。 シーツをただ握り締めていた指を、言われるままに動かして。  その肩に、触れた。  固い、筋肉質な、肌。 こんなのに、抱き付く日が、来るなんて。  でももう、縋るしかなくて、腕を、回したら。 「っん、ぅ……っ」  更に深くキスされて、思考、全て奪われる。   抵抗できない位、気持ち良すぎて。  また涙が浮かんだ。    ルカが手を伸ばして、枕元から、さっきの小瓶を持った。  いつの間にか下半身は全部脱がされてて。脚を開かされた。 「――――……っ……!」  小瓶に入ってた液体は、後ろに垂らされた。何で何の、躊躇いも、ないんだ。  ルカの指にもたっぷり付けて、それがオレの中にゆっくりと挿しこまれた。 「……ん、あっ……い、や……やだ……っ」 「大丈夫だから、。力抜いてろ」 「……や……い、や……」 「大丈夫だ」  しつこいくらいに唇を塞がれて、おかしい位丁寧に、中を動く指に、どうしようもない快感が、沸きあがってくる。  薬が垂らされたところが、熱すぎて。  中が疼いて疼いて、どうしようもなくて。  そこを擦られると、喘ぎが、零れる。   「…………っ……あっ……」  ぞわぞわした感覚に襲われて、ぎゅ、と目を閉じる。 「や、待っ……――――……なん、で……」 「――――……」 「オレ、おと、こ……っ」 「は。今更」  ルカが、クッと笑い出す。 「……お前の世界、男同士はしねえのか?」 「――――……」  絶対しないかと言われたら……する人もいるだろうけど。それは、今は言いたくない。  頷くと、ルカはふーん、と言った。 「何にしても、お前はもう、オレのモノなんだから――――……諦めな」  くっ、と笑う。  壮絶に、肉食獣、みたいな。雄っぽい、顔をして、オレを、見つめる。  何で。   オレを、自分のにしたいのかとか。  何でオレに、欲情、するのかとか。  全然、分からない。

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