129 / 293
「甘すぎ」2※
「もう、かわいい……言わないでよ」
「んー?」
ちゅうちゅうキスされて、舐められる。
「……っ」
「なんで? 可愛いし」
「……っあ!……んっあ――――……」
前も、後ろも、ぐちゃぐちゃ。
ひっきりなしに声が、上がってしまう。
めちゃくちゃキスされて、絡んだ唾液飲み込んで。飲み切れなくて、垂れていく。
「……き、つ――――……」
「まだ始めたばっかだろ……」
そうだけど――――……濃厚すぎて………。
「…………っああっ」
気持ちいいとこ、狙って突かれて、びく!と体が大きく震えた。
「あっ……や……っルカ――――……ん、ふっ……」
舌が絡む。
指が胸に張って、先端を弄られる。
「……んっ――――……」
「――――……っ」
ルカが、急にオレを深く突き上げて、中で達した。
「――――っは。……すげーしまった……」
耳元で、クスクス笑う、ルカ。
それすらくすぐったくて。ん、と首を竦める。
「……中、きっつい…… 気持ちいいか? ソラ」
「――――……っ」
いつも、きっついエッチする人だけど……なんか今日は……。
「……ソラ、ベッドいく? もっかい立ったままが良い?」
「……っ」
中でイったのに――――……入ったままだし。
小刻みに突きながら、またどんどん固くなってく。
……酔ったら萎えるとか……ないのかな、ルカ……。
「……ぅあ……っ………」
「答えねえなら、このままやる――――……」
「……あっ、あっ……まっ……」
「んー?」
クスクス笑いながら、ルカがオレを抱き締めて、唇を塞ぎながら、腰を動かすのをやめない。
「んぁ……ン……や、あ……」
だめだもう、これ――――……。
「…………っ!」
あ。――――……また、イッちゃ、った……。
気づいたルカが、はは、と笑って、首筋に舌を這わせてくる。
「かわいー……ソラ。すぐイっちゃうな……?」
「~~~~……っ」
恥ずかしい。
――――……恥ずかしすぎ……。
「すげえ中――――……キモチいい……」
ぐ、と貫かれる。
「……んっ……」
「なあ――――……キスだけ……めちゃくちゃしたろ、今日……」
「……っ?」
「――――……そのまま抱いてほしいって、思った?」
「………………っわざ、となの?」
「――――……当たり前……」
クスクス笑って、ルカがオレの頬を掴む。
開かされた口に、ルカの舌が挿し入れられて。
ただ、めちゃくちゃ、熱い。
絡んで、奪われて、噛まれて――――……。
「……は――――……ンんん…………ッ」
うー……。
悔しい。けど。
――――……きもちいい……。
「お前から抱いてって言わせようと思ったんだけど……なんか我慢できなかったンだよなー……」
「――――……」
「……少し酔ってるかもなー……オレ……」
少しじゃない。
絶対……すごい、酔ってる……。
いろんなとこ、いっぱいキスされる。
「……っくすぐったい」
「はは。可愛いなあ――――……ソラ」
「……な、にが…… 可愛い、んだよ」
なんでそんなに可愛いっていうんだ。
全然わかんないし。
「……何がって――――……」
クスクス笑うルカに、キスされる。
めちゃくちゃゆっくり突き上げられて、ん、と顎が仰け反る。
「……ソラ、全部、可愛い」
「…………ぜん、ぶ……?」
「全部だな……。男なのになんか細っこくて可愛いし。すぐ泣くし……珍しいもの見た時、ワクワクしてんのも良いし。オレに文句言ってる仏頂面も」
「――――……」
「……オレが抱くとすぐエロくなんのも」
「……ん……ぅ……」
キスしながら、囁かれる。
「――――……可愛いキス、してくんのも……ああ、さっきクッキー焼いてる時も、すげー可愛かったな……」
「………………っっ」
……はずかし。
絶対、酔ってる……。
……酔ってるけど……。
…………酔ってるから……本気、かな……?
と思うと。
――――……何だか胸が……ぎゅー、と、なる。
ともだちにシェアしよう!