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第1話

晃良さんと出会ったのは高校生の時。 僕の家の事業経営が上手くいってきた頃に出逢った。 「はじめまして、藤沢様。私達と提携を組みませんか?」 父がαで母がβの家庭にΩの僕が産まれた。 Ωと知った両親はショックを受けたらしいが、事業経営に使えると思い、良い学校、良い会社に行けるように育てた。 「はじめまして、郡二さん、お子さんはΩだとお伺いしましたが?」 「ええ。Ωのレナと言います。」 「おお、それは良い。私達の息子がαなんですよ」 晃良さんはとても綺麗で僕には眩しい存在だった。 「レナ、おいで」 「はじめまして、藤沢様。郡二レナと申します」 「晃良、お前も来い」 晃良さんは不貞腐れながら父親の隣に来た。 「晃良だ。へぇーお前Ωなんだな。ちょっとくせーぞ」 「まぁ〜まぁ〜、こっちは事業の話をするから、お前達は別室に行きなさい。」 初めてあった僕達はその日すぐにsexをした。その時に家ではご主人様呼びにしろとも言われた。 「ご主人様....んあっ.....はあんっ」 「お前の価値なんて身体だけなんだよ、これからは俺の道具だ」 僕の高校時代は全て晃良さんに捧げた。 そんな時に事件が起きた。

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