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第2話
高校3年の春、事件が起きる。
ソレはレナが孕んだのだ。
「郡二さん、コレはどういう事です?まだ高校生でしょ?」
レナの診断書と同意書を出して怒り口調で言った。
「えっ...。レナ!本当なのか!?」
「....はい、僕は晃良さんとしかセックスをしてないので....晃良さんとの子供です....」
晃良はイライラしながら言った。
「堕ろせ!!!!今すぐ堕ろせ!!!」
レナは寂しかったがコレがΩの現実だとも思った。
「郡二さん、今回は堕ろすという事でいいですか?」
「はい...。お願いします....」
レナは次の日、病院に行き子供の中絶手術を受けた。
郡二サイドはレナが孕む事が出来ると知り、藤沢サイドの人間にレナと晃良のお付き合いを結婚前提で、という事に了承した。
その後、レナは晃良からΩとしか呼ばれなくもなった。
事件が起きて数年後、レナたちは社会人になった。
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