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乞い願い慕い犯す 40
「ぅ……」
小さな彼の呻き声は意識が戻るからなのか、それとも口元に繰り返し押しつけられた性器に対する嫌悪なのか定かではない。
「っ な、ぁ 」
目を覚ました瞬間、びくんと彼の体が大袈裟に跳ねた。
自分の眼前に晒されたものに怯えるような表情をし、事態が飲み込み切れないままでこちらを見上げたその顔に……
「 ────っ」
悲鳴は出なかった。
いや、驚きすぎてそれどころではないのかもしれない。
彼は自分の顔から垂れる白濁の液が何かわからないような顔をして、そろりそろりと指を伸ばす。
その顔があまりにも愛らしかったので、拭うような動作をする手を取り上げてぐいと腰を押しつけた。
「なっに、やっ め 」
懸命に顔を背けようとする彼に、「さぁ」といつもの言葉を告げる。
「ひ……っ」
彼は小さな声を漏らしたけれど、それでもゆっくりと口を開く。
「先生、のお、おち〇ぽ様が、出したものを」
「出したもの?」
「っ……おち〇ぽみるくを……、 」
「どこに出した?」
「お、おれ……どうもと……はやて、の顔に、先生のおち〇ぽ様が出したみるく、が、すりつけ、られて……」
「どう思う?」
「ぃ ゃ……」
微かな声を聞こえないふりをする。
「……っ……は、孕み汁の、におい、が 濃く、て……」
「どんな臭い?」
「 」
ぐっと、一瞬言葉を飲み込んだのか彼の喉が大きく動く。
「え、っち、なにおい、で 」
「へぇ、そんな臭いなんだ。それを嗅いで?君はどうするの?」
「え……」
一瞬過る困惑の顔に、ち〇ぽで精液を擦りこんでやると戸惑いは更に増したようで、綺麗な眉間にどんどんと皺が寄っていった。
「ど……俺は、……」
空気に触れた精液が乾き出したのか、先端が引っついて攣れるような感触に顔をしかめて体勢を起こす。
彼は性器が離れたことにほっとしたような顔をして、腕で頬を擦った。
「初めて記念を撮ろうか」
「っ!?」
「初めての失神、初めての顔射、それから 初めておち〇ぽを咥えた記念を」
視線を遣ると彼は青い顔をしていた。
カリの部分に唇が引っ掛かり、思わず先走りが溢れたのがわかった。
がぽがぽと精一杯口を広げている彼の喉奥へ向けて腰を突き出すと、ぐぅっと触れられた喉の肉が痙攣して刺激を与えてくる。
「さぁ、こちらを見て」
「 っ」
抵抗するように喉の奥がぐぅっと奇妙な音を零す。
携帯電話の画面に映る彼の姿は淫靡だけれど睨みつけるような視線だけがちぐはぐな雰囲気を醸し出していた。
けれど、杠葉のために逆らうこともせずに……
従順にひざまずいて私のち〇ぽを喉奥まで迎え入れている。
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