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第4話
蕾の皺を撫でていた白蓮が徐に口を開いた。
「なぁ、お迎え棒って知ってるか?」
「…おむ…かえぼう…?」
聞き返した絃の言葉に伴うように白蓮の指先が、蕾の中につぷりと入り込み、入り口付近で抜き差しを繰り返した。
その動きと“お迎え棒”の意味を理解した絃の顔には、今まで以上に朱が走った。
そして、その行為の期待からか絃の男根からは、新たな蜜が涎のように垂れた。
「そうだ。臨月も過ぎているのにコイツは出てくる気がないようだしな…。
試してみる価値はあるだろ。」
「そ、それは…。って…そもそも誰情報だよ!」
「さっき羅馬 に聞いたんだ。ちゃんと伊佐美の許可も得てきた。」
白蓮の悪友羅馬からの受け売りを真に受け、炬火家の専門医である伊佐美の許可も得てくると言う徹底ぶり。
くちゅ…くちゅ…と粘着質な水音を立てながら、白蓮は蕾の中の熱くヌメる肉壁を撫であげ刺激する。
しだいに肉壁はうねり始め、奥の窄まりの辺りが疼き更なる強い刺激を求めて厭らしく蜜を零す。
「はぁぁ…ン…。白蓮、欲しい…ぁ…」
節ばった白蓮の指が奥を目指す度に肉壁が強く押し込まれ、そのもどかしさに絃は腰を揺らめかした。
前戯を続ける白蓮の男根も絃の痴態に興奮し、下着の下からはしたなく浴衣を押し上げていた。
蕾の奥を掻き回していた指を抜き、もう一本指を揃えて再び中へといれた。
二本の指を中でクイッと曲げ、蜜を掻き出すように動かすと絃のイイ所を指先が掠め甲高い声で喘いだ。
指を左右に開くようにし、これから張り詰めどくどくと脈打つ白蓮の男根を鎮める蕾を柔らかく拡げる。
白蓮は下着を全て下ろす事も煩わしい程にこの時を待ち望んでいた。
下着のウエスト部分にずしりと重い珠が引っかかったまま、絃の熟れて柔らかくなった蕾の入り口に血管の浮き上がり赤黒い色をした男根の鈴口を触れさせた。
すると、まるでリップ音のようにちゅぷと音がし、蕾のひくつきに誘われて呑み込まれていった。
久しぶりに男根を包み込む蕾の肉壁の熱さとうねりに昇りに昇っていた白蓮は、危うく熱を吐き出しそうになる。
眉間に皺を寄せつつどうにか耐え、あまりの気持ちよさにほぅと吐息を漏らした。
「あっ!ひっ…アァァン……おっき…」
「ク、あまり煽るな…」
腹の子の為にも優しく絃の身体を労りながら抱きたいのに、久しく味わうことのできなかった快感に激しく腰を打ちつけたい衝動に駆られた。
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