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破瓜の儀式 3

先ほどもそうだが、あまりにも兄の仕方が葵人の一番反応するところを狙ってくるものだから、暴れるのを止め、無意識に足を開いてしまうなど、兄に身を委ねようとしていた。 さっきの達す一歩手前で止められてしまったので、今すぐにでも達しそうになり、期待してしまっている自分がいる。 だが。 また射精する前に手を止められ、潤んだ目でなんでと、訴えたのも一瞬のことで、碧人はまた溢れさせた葵人の蜜を掬うと、あろうことかそれを葵人の萎みに蜜を絡ませた指を挿れる。 兄の訳の分からない行動に困惑し、言葉を失いかけたが、狭いところに無理やり挿れられた指の圧迫感を覚え、「やめて」と訴える。 「やめるはずがない。さっき言ったでしょ、交わるって。もしかして、葵は交わるの意味が分からない?」 指を動かしながら、首を傾げてくる。 その間にもう一本挿れたのか、さっきよりも苦しさを感じ、逃れようと腰を動かすが、なかなか離れない。 「交わるってね、葵の何も知らないお尻の穴に僕のこれを挿れるってことだよ」 答える余裕もない葵人の代わりにまるで小さな子供に言い聞かす口調で答えた兄がもう片方の手で、裾を捲り上げ、自身のを取り出す。 葵人より大きいソレは、興奮しているらしく赤く勃ち上がり、今か今かと震えていた。 小さい頃一緒にお風呂を入っていた時見ていたよりも当たり前に大きくなっていたモノに、人に見せつけるものではないのに、どうしてか魅入れられたかのように釘付けになっていた。

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