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小さな幸せのその後 4 ※生理描写あり

さっきのように萎みを拡げられ、プラスチック製の筒をそこに挿入するのだが、なかなか挿れられないらしく、悪戦苦闘していた。 そうなるのは葵人のせいであるが。 「葵。お尻を緩めて。そうじゃないといつまで経っても挿れられないよ」 「だ、だって·····」 そうは言われても、困る。自分でもどうしたら力まずにいられるのか分からないのだ。 尻に意識して動かしてみたりするものの、なかなか出来そうにはなく、目に涙を浮かべた。 これ以上時間を掛けていると、また兄が怒ってしまう。だけど、どうにもならない。 緊張と焦りでパニックになっている葵人に兄はため息を吐いた。 肩がビクッとさせる。葵人はすぐに、「兄さんっ! その·····」と慌てて言うが前に碧人は微笑んだ。 「他のところに意識させればいいかもね。葵。こっちに来て」 「え·····」 「いいから」 兄の唐突な発言に思っていた反応とは違い、面を食らいそうになりつつも、また垂れて来てしまった経血をなるべく汚さないように浴衣の裾を持ち上げ、膝立ちで歩き、碧人と向き合う。 「そのまま僕の方に身体を向けて、僕の膝上でお尻を突き出すように腰を浮かせて」と言う兄に混乱しつつも、恐る恐る言われた通りの体勢になる。 少々キツい体勢に足を震わせている葵人の唇に碧人は唇を重ねてくる。 突然の兄の行動に驚き、若干口を開けてしまっていると、舌を入れて舌を舐められる。 息が乱れた葵人はそれでも必死になって、兄からの責めを受け入れていると、萎みにさっき挿れようとしていたタンポンを挿れるのを感じ、ビクッとさせる。 が、他のところへ意識させているからか今回は易々と挿入し、カチリと音がした後、プラスチックだけが引き抜かれた感触がした。 同時に上からの責めが終わった。 兄は名残惜しそうに、舌を出した後、ちゅっと音を立て唇を重ね、離す。 すっかり息を乱した葵人は、吐息を吐きながら、潤んだ目で同じように小さく息を吐き、赤らんでいる兄のことを見つめた。 見つめてくる弟に艶めかしく唇にを舐めると、「タンポン入ったよ」とプラスチック製の筒を見せてくる。 「やっぱり、こうすればすんなりと入るんだね。·····毎回、そうしようか」 「え·····っ、えと··········」 「ふふ·····冗談。·····とは言いたいところだけど、葵の下のお口の気分次第かな」 クイッと垂れていた紐を引っ張る急な行動に、気を取られていた葵人は、一際大きな声を上げて、恥ずかしさで碧人の肩に顔を埋め、その弟に愛おしく感じた兄が頭を撫でるのをしばらくしてもらうのだった。

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