それからまた交わった。 さっきより薄まっている桜の刺青のようなものに沿って舌を這わせてみると、大きい反応を見せ、再び勃った先端から蜜を溢れさせていた。 そこを親指の腹で弄ると、「あっ、あんっ！」と甘い声を出し、大きく跳ねた。 その声がもっと聞きたいと思い、それを口に含み、吸い上げた。──その瞬間。 一際大きな声を上げ、達した。 その射精したのが碧衣の口の中に溢れさせていた。 思わず飲んでいると、それにすぐさま気づき、必死になって謝っていた。 その姿が酷く怯えているものだから、「大丈夫だ。そりゃあ、ここを弄られたら出したくなるのは当たり前だ。謝らなくていい」と頭を撫でた。 そうしたら、胸に顔を埋めて涙ながらに、小さく「·····うん」と頷いた。 それから葵人を抱き抱えたまま仰向けになり、腰を浮かせた葵人の萎みに挿れ、腰を揺らした。 葵人の反応を窺いつつも、腰を大きく揺らしたからか、葵人はすぐに達し、その身を碧衣に預けた。 「も、っと··········」 そう呟いた後、急に静かになる。 葵人の顔を覗き見ると、目を少し開いた。 小さく寝息を立てていたのだ。 さすがに疲れたのだろう。ここまで来る前にも碧衣は知らない、色々なことがあったようなのだから。 「·····おやすみ、葵人」 頭を撫でながら、碧衣も目を閉じた。