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モヤモヤ

この間翼にキスしようとした時にわかったこと。 間違いなく由貴くんは翼に惹かれている。 本人は気づいていないけど。 それからしばらくして。 「え?由貴くんが学校にきていない?」 そう聞かされた。 翼の弟と由貴くんは同じ中学でしかも翼の弟が何故か由貴くんを気にかけている。 「あいつらかも」 「え?」 「龍廉」 「あ?」 「聞いてないの?あいつらがお前を狙ってるって」 「なんで俺を??」 「お前が昔大暴れしてた時。あいつらとやり合っただろう?」 「そうだっけ?忘れた」 忘れたじゃないつーの! 少しはこっちの身にもなって欲しいんだけど。 「そいつらがどこから仕入れたか知らないけど翼の弱点が由貴くんだって知られてるんだよ!!」 由貴くんそばに置いとくならわかっとけよ! 「颯太。由貴を助け出す手を貸せ」 「リョーカイ!」 そんなのお前に言われなくても。 色々調べた結果。 奴らは町外れの廃工場にいる。 「ここに、いるのか?」 「あぁ」 「行くぞ!」 「翼。手かしてもいい。ただ、由貴くんに気持ちを言うこと」 「だな。由貴、自分の気持ち自覚したみたいだしな」 「うし。行くか」 そして、俺たちは由貴くんのいる倉庫へ足を向けた。 『こんなぼろぼろの奴、翼いらないだろう?』 そうしたのは誰だよ? 『だな。やっちゃうか?』 『多少のことならリーダーがもみ消すし な』 それを聞いていた翼が扉をあけ中へ入っていく。 「由貴から手を離せ!」 中には血を流して倒れている由貴くんがいた。 それを見た翼はキレていた。 「お前らよくも俺の由貴を痛め付けてくれたな!」 「待て!翼」 「止めるなよ?」 「馬鹿。由貴くん死んじゃうよ」 「っ颯。こいつら好きにしろ。俺は病院に行くから」 「りょーかい」 翼は由貴くんを抱き上げ病院へ。 翼が好きにしていい言うからこいつらは言葉通りボコボコにした。 「橘!やめてくれっ」 「ちっつまんねーの」 それからしばらくして。 由貴くんが目を覚したと聞いて見舞いに行くことに。

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