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第3話

ドキドキしながら先生の次の言葉を待つ。 凶器?死体?ただの栄養剤?卵の殻とか?それとも他の何か? 「それはね、俺達にとって邪魔な存在だよ。」 「邪魔…?」 思っても見なかった答えが返ってきてきょとんとする。僕たちの邪魔になるもの… 「えー…年の差?」 僕が未成年だと犯罪?になるから? 「違うよ」 とりあえず思いついたものを言っていくもやんわりと否定されていく。 「もー、じゃあいったい何だと言うんです?」 ぐるぐる同じところを回り続ける会話にイライラしながら聞く。 「教えてくれなきゃ分かんない」 自分で当てることを諦め正解を問う。 先生は寂しそうに微笑んだ。 「この家の家政婦さん」 コノイエノカセイフ…って先生のお手伝いさんみたいな人!! 「えっ、どういう、こと…?」 先生は僕の頭を撫でながら急に真面目な顔して囁く。 「俺達同性愛者を軽蔑して俺達のことを罵り、いけないことだと諭して何かと邪魔をしてきたアイツ」 確かに何度も怒られたし、あまつさえ情事にも邪魔をしに来たけど… 「殺しちゃったの?それはヤりすぎじゃ…」 驚きのあまりそんなことしか言えない。まさか本当に人を殺しているとか思ったんけじゃないし、なんならネタだったし。 「まっさか、冗談だよ~。殺しちゃうわけ無いじゃん。色なんてたまたま変わったんじゃない?」 僕が深刻な顔して俯いたからだろうか、先生かパッと笑って言う。 そっか、ウソ…か 「な〜んだ良かった〜。先生には自分の手を汚してほしくなかったもん」 すっかり張り詰めていた緊張の糸が切れたな。ぎゅ~って抱きしめながら言う 「先生〜えっちしよ?安心したからヤリたくなってきた」 もともとヤるつもりだったけど僕のせいでちょっと遅くなっちゃったね、肩口にぐりぐりと頭をこすりつけながら言う。 「そうだね、ベッド行こうか」 膝の上にいた僕をそのままお姫様抱っこする 「お姫様抱っこしてくれるんだ」 ずっと望んでいたお姫様抱っこをされてテンションが上がる 「君が望むならいつでも」 そのままベッドへ降ろされ何度も口づけを交わす。 何度も繰り返される深い口づけにぼんやりとしている僕の耳に先生のつぶやく声が届いた気がした 「今日から邪魔をしてくる家政婦はいないから、ずっと二人で生きていこう」

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