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第1話 彰、無理矢理犯される。

「ぐっ、うぅ、もう、やめっ」 「君には拒否する事はできないと教えただろ?まだ分からない?もう少ししっかり教える必要があるね」 「ああぁ、お願いっ、助け・・・、ああっ!」 グチュ、グチュ、グチュ。  キングサイズの天蓋ベッドには、拘束された彰が裸にされて両手を後ろで拘束され、後孔を男の前に晒され、男の雄を無理矢理挿入され容赦なく腰を強く打ちつけられていた。  男は銀髪の長い髪をしている。彼も裸になり、彰の腰を両手で掴みズシン、ズシンと彰の後孔に自身の雄を打ちつけるよう抽出を繰り返している。  ズシン、ズシンと彼の腰が動く度、彰の腰に痺れが走る。力強い打ちつけは、彰の身体を快楽で支配させ、全身を快楽の波が襲う。 なんで、こいつなんかに・・・!  残業して遅くまで会社に残っていたせいなのか。それとも定時になったら仕事に集中している同僚を無視してさっさと帰れば良かったのか。 快楽が苦しい。 早く終わってとずっと思う。 淫魔界へこの男に強制的に連れて来られた事も、今この男に無理矢理組み敷かれている事も。 全部夢であってほしい。 朝起きたら、アパートの自分の部屋のベッドで寝ていて全部悪い夢だったと思いたい。 バシンッ! 「いっ!」  途端、彰の尻に鋭い痛みが走った。男は腰の動きを緩めず、バシンッ!バシンッ!と続けて鋭い痛みが彰の尻を襲う。 「彰。何を考えていたの?」  男が腰の動きを緩める事なく、彰に問う。しかし彰は強い快楽に全身が打ち震え、男の問いに答えられない。 「彰。君は既に私の性奴隷だ。君は私が求めたら、喜んでこの身体を私に捧げるんだ。いいね?彰」  ズシンズシンズシンズシンと男の腰のスピードが速くなる。彰は強い快楽と速い抽出に口が震えて答えられない。 「ああ、あっあっあっ」 「返事は?言うんだ、彰」  男の彰の腰を掴む力が強くなる。腰を動かすスピードが速くなり、彼が絶頂に達しようとしていた。 「やっ、イヤっ、イヤだ、っ!」 「違うね。こう言いなさい。『嬉しいです、アルカシス様。これからは彰は貴方様の性奴隷として喜んでこの身体をお捧げします』とね」 ズンズンズン 「ああっ、あっ!そこ突かなっ、いぃ、んっ!」  彰の身体にも変化が出てきた。 全身に痺れる快感が走っていた筈なのに、男アルカシスが腰のスピードを速めると、彰も絶頂に昇り詰めようとしていた。しかしアルカシスは彰の勃起し果てようとする猛ったペニスの鈴口を片手で塞ぐ。 「ううう、なっ、なん、で!ああっ」 「勝手にイカないと教えただろ?さぁ、私の言った言葉を言うんだ」 「ヤダっ、いやぁ!」  言ってしまえば、自分はもう目の前の男の奴隷にされてしまう。そうすれば、人間の世界にももう戻れなくなる。 「素直になりなさい。私に従順な性奴隷になれば毎日私が彰に愛情たっぷりのセックスを教えてあげる。毎日可愛がってあげるよ?人間界なんて忘れて、私と楽しもうじゃないか。そうすれば、人間界に帰りたいなんてもう言わなくていいんだよ」 「ヤダっ、いわなっ・・・ぅ、ああっ!」 「うっ・・・」 ビュッ  アルカシスは彰の後孔に挿入した自身の雄から、彼の体内に精液を迸らせた。 「くぅ、うっ!腹が・・・ああっ!」 ピッ  アルカシスが塞いでいた彰のペニスの鈴口から我慢できず、精液が迸った。それを見て彼はやれやれと嘆息するも、彰の後孔から自身の雄を抜くと、精液が飛び出したペニスをパクッと口腔内に含み、先端を喉奥へ誘うと咽頭を動かして射精を促す。それに気づいた彰が両手で彼を離そうとするが、快楽に溶けた身体は全く力が入らなかった。 「ヤダ!やめっ、ぁああっ!でっ、出る・・・ああー!」  彰も彼の口腔内に精液を放つと、快感に打ち震えた身体は眠りを欲してそのまま自失した。 *   *   * 「嬉しいです、アルカシス様。これからは彰は貴方様の性奴隷として喜んでこの身体をお捧げします」 「もう一度」 「嬉しいです、アルカシス様。これからは彰は貴方様の性奴隷として喜んでこの身体をお捧げします」  自失した彰は、アルカシスに暗示をかけられ言葉を促されていた。 両手の拘束はアルカシスに解かされたものの、身体は手足を動かす事ができず仰向けでだらんとしている。 アルカシスはサイドテーブルに目をやると、無造作に置かれた一枚のA4サイズの用紙を彰に見せた。 「これを読みなさい」 「はい。アルカシス様」 ー今この時をもって、私ショウ・アキヤマは淫魔王アルカシス様の従順なる性奴隷に堕ちる事をここに誓います。アルカシス様の愛情溢れる調教を是非私めに施し、貴方様のための性奴隷にお仕上げ頂きたく存じます。  読み切った彰はそのまま力なく目を閉じた。それを見てアルカシスは一つの砂時計を出した。それには【6DAY】と刻まれている。 「後、6日。このまま調教が功を成せば、6日後には君は完全なる私の性奴隷になる。次は私の暗示なしにこの契約書を読めるようになるんだよ。お休み、私の可愛い彰」  砂時計を消したアルカシスは、眠る彰に額にキスを落とすとそのまま彰の隣で眠ってしまった。

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