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第4話

 テーマパークへ出かけ、新しいアトラクションに二人は並んだ。  二時間待ちの、長い列だ。  すぐに蒼大は音を上げた。 「もっと人の少ない所にしようぜ」 「絶対、待つ甲斐あるから!」  蒼大を退屈させまいと、澪は喋り立てた。  流行の音楽、話題の映画、最新のゲーム。 「澪。俺の聞きたい話、喋ってくれるか?」 「いいよ。何?」  お前の事が知りたい。 「実家はどこか、小さい頃に何してたか、なぜ県外からうちの学校を選んだのか、とか」  澪はとたんに口ごもった。 「周りに人がいるから、イヤだな」  列が進み、この話題はここまでになった。  澪はやはり、トレンドについて喋るだけだった。

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