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第3話

 青い空に、透き通る日差し。ぽっかり浮かぶ白い雲。  澪とのデートは、いつも気持ちよく晴れた。 「僕、晴れ男なんだ」 「意外だな」 「そう?」  うん、と蒼大は頷いた。 「トレンド追ってる割には、古風だな」  その言葉に、澪は口に手をやった。  しまった、とでも言うように。 「へ、変かな」 「いや、新鮮」  その時は、こんな風に会話は終わった。  澪のリアクションに深い訳があるとは、蒼大も思わなかった。  

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