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【野の花冠の王子様番外編】ご報告。

 自分で促したこととは言え、ひと目見ただけで分かる幸せオーラに砂吐きそう。もうこの人、頭のてっぺんからお花生やすんじゃないかしら? 「えーーっと。とりあえず、ありがと辰王」  感謝のつもりなのか鶏ハムと玉子のサンドイッチが山になっているし、齧るとたっぷりの自家製のマスタードとマヨネーズが溢れて、まあすっごく美味しいけどね……。  頭ん中ツルツルだから実年齢には全く見えないけど35の男が何顔真っ赤にしてモジモジ照れてるんだか………。 「カ・レ・ン! 恩人に初夜のご報告はぁーー?」 「……いや、その無事に……あ!」  動揺してポットから盛大に紅茶を溢してるし……。 「なんか僕の方がずっと年上なのに知らないことばっかで恥ずかしいよ」  慌てて机を拭いて困った感じで言ってるけど惚気にしか聞こえないわねーー。 「あら。僕ちゃんに何教えてもらったの?」 「い……いやホント当たり前のことも知らなくて……」 「だから何よ? ちゃんとゴムつけてからすることとか?」 「……さすがにそれくらいは知ってたよ」 「じゃあ何よ?」 「……そ、その……い、入れた時にどれくらい入ってるか相手に言うとか……」  …………は? どう言うこと? 「安全のために相手に伝えるんでしょ?」  えーーーーっと。 『どう? どれくらい入ってる?』 『……ご、5センチ位?』 『じゃあこれは?』 『ひゃあ! 深い! は! 8センチくらいかな?』 『すごい、ここの感覚敏感になってきてるね』 『ああ!そんなに早くしたらもうわかんないよ! それに気持ちよくてもう考えられない!』  ……って感じぃ〜? 「あ、ああーーそうね! それ常識のやつよ。咲耶ったらホントなんにも知らないんだからーー」 「そうだよね。恥ずかしい……」  あたしとしたことがちょっと無言になっちゃったわ。あの子若いのに、なかなかマニアックねーーしかも咲耶のお花畑っぷりを良く理解してて楽しみ方も分かってるわ〜〜しつこく10年も狙っていただけはあるわねーー。 「あたしもいいこと教えてあげる! いい入れる時にねーーココを触って●●(ピー)をモミモミしてあげながら優しく触ってあげなさい。乳首も一緒にくるくるすると有効よ」  近くにあった紙ナプキンにち(ピー)この絵を描いて図解入りで説明してあげる。ホントあたしったら超親切。マリア様ね。 「そ、そんなことするの?」 「あたしの愛の必殺テクで若い男の子なんてもうメロンメロンであんたから離れらんなくなっちゃうわよーー」 「そ……そうなんだ。頑張る」  このお花だらけの工房ですっごい純粋な瞳でち(ピー)このイラスト握りしめながら感謝してるし笑えるわーー。  僕ちゃんも感謝しなさいよーー次の試合はなかなかのもんよ♪  * * *  後日ラインに男の子ちゃんから【good job!】アイコンが送られてきた。ほらほら成功したでしょーーあたしに感謝しなさいよ。  またピコンと音がして、【これからもよろしく】アイコンも送られてきた。もう図々しい子ちゃんねーー後は勝手になさいよ。デビルちゃんアイコン送りつけてやる!  まあ幸せみたいでよかったけどーーホントあたしったら愛の天使のキューピットちゃん。あーーあたしも若い恋人にくるくるしたいわーーこのお礼に僕ちゃんに若いナイスルッキングガイでもご紹介してもらおうかしらねーー。                              Fin.

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