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それって最強.20
「だめ」
「なんで」
「だって見られんの、すげー、恥ずかしすぎる」
「もう何回も見たし触ってんのに?」
「っ、そう、だけど! だってお前のこと好きって分かって、お前にも好きって言われて……初めてするみたいに恥ずかしいんだよぉ」
「っ、はー……」
何故恥ずかしいのか、振り絞るように告げると凌平の口から零れるため息。一瞬ビクッと体が揺れたけど、呆れられたわけじゃないとすぐに分かった。
いっそう興奮したように息を荒げた凌平に首を引き寄せられ、オレの口の中を凌平の舌が暴れまわる。
「あっ、りょ、へい、あ、あっ」
「は、あっ、純太、言っとくけど俺は最初から好きだから」
「っ、さいしょ、から? っ、はじめて、してもらった時?」
「そう。だから俺は触らせなかった。純太にされたら正気じゃいられねえと思ったから」
「あ……そんな最初から、オレのこと、ぐすっ」
まるでもう一度告白されているみたいな台詞を次々と零しながら、凌平は一定のリズムで腰を押しつけてくる。もうその一回一回でオレ、イッちゃってんじゃないかな。
そう思ってしまうくらいにバカみたいに気持ちがよくて、ぐずぐずと鼻を啜る。
「いや、もっと前から。一年の時から好き。純太だけがずっと好きだった、こんなん初めてだったよ」
「へ……あ、あ、だめだ凌平、イ、イくから、だめ、だめっ! んああ――……っ!」
そして衝撃のひと言と一緒に強くグリグリと凌平の硬いそれを擦り付けられて、オレはついにそのままイッてしまった。パンツの中でびゅるびゅると溢れるのを感じながら、オレは凌平の上に崩れ落ちた。
息を整えようと必死なオレの頭を熱くて大きな手が撫でる。
「りょ、へい……は、あ、」
「純太、純太……」
「あっ、あ、あっ……耳だめ、だめ、おかしく、なる」
「ん、いいよ」
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