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それって最強.21
耳の中に差しこまれる舌の感覚に驚くほど体が跳ねる。逃げようと首をひねっても、今度は反対の耳を攻められてしまう。逃げられなくて、逃げたくなくて、また痛いくらいに勃ってしまう。
でも、でも……どうしても恥ずかしさは出ていってくれなくて。決心できずにいるそんなオレに気づくところがやっぱり凌平だった。
「純太、じゃあ脱がなくていいから、そのまま一緒にしていいか?」
「そのまま……うん、いいよ」
オレだって凌平のガチガチのそれを放っておくつもりはなかった。手でするのがいいかな、なんて思ったけど、凌平の提案は少し違うものだった。
そのまま一緒に、ってどうやるんだろう。よく分からなかったくせに頷いたことを、オレはちょっとだけ後悔することになる。
ありがと、と吐息と共に零した凌平は、オレを上に乗せたまま下だけを器用に脱ぎ捨てた。パンツの中から跳ね上がるように出てきたそれはオレを好きな証みたいで、目が離せなくてくらくらしてきた。
触りたい、触りたい。手を伸ばそうとしたオレを、だけど凌平が制する。
「な、純太。パンツは脱がなくていいから。これ。ジャージだけ脱いでほしい」
「へ……う、うん、分かった」
言われるがままにジャージに手をかけ、凌平から離れたくないオレは手間取りながらどうにかそれを脱いだ。ぐずぐずに濡れたパンツが露わになって恥ずかしくて堪らないけど、そんなことはすぐ忘れてしまいそうになる。
凌平の両手がオレの腰を掴んでそのまま真下に下ろしたからだ。
パンツ越しにオレと凌平のそこがぶつかった。
「あっ、りょうへい! あ、りょうへいのが、あ、」
「ん、はぁ、純太のパンツもうすげーな」
「言う、なぁ! も、またすぐイきそうっ」
そのまま一緒に、ってなるほどこういうことか。めまいがしそうなほど気持ちよくて、すぐに夢中になってしまう。さっき吐き出したものが手伝ってぬるぬると布越しに擦れるのがいけない。
揺れる腰を止められず何度も往復させていると、寸止めをするかのように凌平の手に腰を持ち上げられてしまった。
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