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第1話

 この気持ちが恋だと気づいたのは、高校一年の夏だった。  ―はぁ、はぁ、はぁ―  俺、何で走ってんだろ?  苦しい……胸の奥が思いきり掴まれたみたいに、息が出来なくて、それでも足が止まらない。遠くへ、少しでも遠くへ行きたいという気持ちだけがそこにあった。

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