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バイト side遊馬

といってもな…… 結構稼げて、でも楽しいバイトってなんだ?? 俺はバイトを勧めてくれた女にバイト雑誌を貰い、大学のカフェテリアでパラパラ中をみるがどれもイマイチやる気になれない 「なぁ、なんかいいバイトない??」 「しらん」 「うわ、雄二冷たー」 「てか、バイトって楽しむものじゃないからな」 「あーね」 俺の前に座る雄二そうは言うと、またスマホを弄りだした こいつは小1からの幼馴染みで、友人でもあるが最近は俺の保護者なんじゃないか、と思い始めている というか、もう周りから俺の保護者として見られているらしい 「あ…」 「何?」 なんとなくパラパラ雑誌をめくる俺の前に、雄二がスマホを突き出す 画面には SHINONOME COFFEE と書かれていた 「何これ?」 「俺の家の近くのカフェテリア。」 「それが何?」 「ここ、バイト募集してるって」 そういいながら、画面をスライドさせる 画面に現れたのは店長と紹介されているイケメンだった 「この人、店長?」 「そうだけど、見てほしいのは下のコメント」 そう言われ、俺は下のコメントに目を移す 『こんにちは。店長の東雲 樹(いつき)です。この店では、昼はカフェテリア、夜はバーとして営業しています。この店のモットーは"もう一つの家"です。ゆったりとした店の雰囲気を楽しみながら、ぜひ美味しい料理をご堪能ください。また、アルバイトも募集中です。詳細は下のURLをご覧ください』 「へぇ……」 俺は樹さんのコメントに促され、そのURLをクリックする そこにはバイト募集の詳細が記載されていた 「どう?」 「あぁ…そうだな…」 俺は画面を見ながら曖昧な返事をする だが、さすがの幼馴染みだけあって、こいつはすぐに俺の考えを読み取ってくれる 「面接、いくか?」 「マジで言ってんの?」 「あぁ。ま、面接は無料だし、それに意外とここ、面接なかなか受からないって有名だし」 それはそれでどうなんだ、と思いながらも店の雰囲気に興味がでて、俺はそのバイトを受けることにした

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