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眼が覚めた 目を擦りながら辺りを見回すが、何もない“無”だった 「んっ......どこ?」 暗い...... 何時間寝ていたのかも、わからない 「馨が帰って来る......ころ?馨!」 声を張り上げても闇へと吸い込まれていく 果てしない“無”の空間で本当にひとりぼっちだ

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