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なんにも言わず、 ただただ ジーッと、 ただただ ひたすら 困ったように、恥ずかしそうに 百面相する先生を見つめていると・・・ 『も、もう・・・////!分かった・・・・・・言う・・っ・・////』 諦めたように (半分ヤケになってるようにも見えるけど) 『ちゃんと言うから・・・ちゃんと聞いてね・・・?』 と、ゆっくり手を伸ばして 俺の首に回して後ろで ギュッと組んだ。 『・・・・え・・・・・////』 ち、近い・・・・! 先生は、動揺する俺に お構い無しに 至近距離で 真っ直ぐに俺の目を見て・・・・・・ ふんわり・・・微笑んだ。 『・・・孝之介。俺は、キミが好き・・・。  ずっと前から・・・・大好き・・・・////』 『・・・・うっ/////』 ちょ・・・・//// なに・・・・なんなの・・・・//// あんなに恥ずかしがってたクセに! なんなの!この人・・・・・//// !! 抱きついてくるわ、 こんな至近距離で見つめてくるわ、 しかも、いきなり呼び捨て・・・って。 照れ屋なんだか、大胆なんだか。 ホント、分かんない人・・・だ・・・//// 『////ほ、ほら言ったよ?次は孝之介の番。』 『・・・・・・え?お、俺・・・っ??』 『そう。俺も聞きたいから。  ちゃんと目を見て、名前 呼んで  好きって・・・言って?』 『・・・・・っ!うっ・・・、そ、それは・・・・//////』 『・・・・・・・・・・・・・・言えない?  ・・・・・・・・そう・・・・・・言えないか・・・』 突然、しょぼんと肩を落として 泣きそうな顔になる先生。 ・・・・・うっ! ちょっと待って・・・・ か、かわ・・・いい・・・/// ───って、もう! そうじゃなくて・・・! 『孝之介・・・・ホントに言えない・・・・・・?』 『・・・・・・・・・・っっ/////!!』 あー、もうっ////! なにそれ! 小首 傾げて、上目遣いとか!! 反則だろっ! 『わ・・・・分かった!分かりましたっ!  ・・・言いますっ!』 そう言うしかないだろ! もう・・・・・この 天然小悪魔め・・・!

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