3 / 8

第3話

「ハァー。」 同居人は女の子だと思っていたのに・・・。 これじゃ、私が耳が聞こえにくいことも教えにくい!! 補聴器はさっき、ばれなかったな・・・・。 危なかった・・・。 「蒼ちゃんでいいよね?」 「いいですけど・・・。」 「へぇ・・・。飛び級して東大に行ってるんだ。」 「わっ。勝手に見ないでください!!」 「いいんだし・・。僕のお姉ちゃん💗」 「う・・・。」 ガシッ 「よろしくな。妹。」 「瑞樹さん・・・。」 「敬語は禁止。ここでは、呼び捨て。OK?」 「・・・。分かった。瑞樹、悠里、よろしくね。」 夜 プルルルルっ 「もしもし?お母さん!!」 「ごめんねぇ。同居人が男の子だったとは・・。まあせいぜい頑張りなさいね。」 ぶつっ 「お母さん?」 切られた・・・。 あの、くそばばぁめ・・・。 「蒼!夕飯何がいい?」 「私?何でもいいよ!」 「分かった、春だし、具材たっぷりおかゆにしようか?」 「いいね!」

ともだちにシェアしよう!