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第3話
「ハァー。」
同居人は女の子だと思っていたのに・・・。
これじゃ、私が耳が聞こえにくいことも教えにくい!!
補聴器はさっき、ばれなかったな・・・・。
危なかった・・・。
「蒼ちゃんでいいよね?」
「いいですけど・・・。」
「へぇ・・・。飛び級して東大に行ってるんだ。」
「わっ。勝手に見ないでください!!」
「いいんだし・・。僕のお姉ちゃん💗」
「う・・・。」
ガシッ
「よろしくな。妹。」
「瑞樹さん・・・。」
「敬語は禁止。ここでは、呼び捨て。OK?」
「・・・。分かった。瑞樹、悠里、よろしくね。」
夜
プルルルルっ
「もしもし?お母さん!!」
「ごめんねぇ。同居人が男の子だったとは・・。まあせいぜい頑張りなさいね。」
ぶつっ
「お母さん?」
切られた・・・。
あの、くそばばぁめ・・・。
「蒼!夕飯何がいい?」
「私?何でもいいよ!」
「分かった、春だし、具材たっぷりおかゆにしようか?」
「いいね!」
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