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第2話

「脳に特に異常はないんですが・・・。頭を打った衝撃が原因かと思います。」 「なっ。治りますか?」 「この状態は一時的で思い出すことが多いのですが・・・。治るかはっきりしたことは・・・。」 「・・・・。」 なんでこんなことに・・・。 自分のことすらわからないし・・・。 目覚めてから頭にモヤがかかったような感覚で。ずっと。 気持ち悪い。 ぱたん 「記憶喪失・・・。ニッ。」 「北川北斗・・。俺の名前・・・。本当に俺の名前?やっぱ何にも思い出せない!もやもやする!!」 ジタバタジタバタ 「けがは痛いし、最悪!!」 「北川君。退院しても大丈夫だって。」 にこぉっ・・・ 「ギャーッ!!顔こわっ。え?死神?俺死ぬの?」 「明減だから、あんしんして!いや。ごめんね。寝不足で顔ひどいのかも・・・。」 「えっと・・・。退院って俺はどこに帰れば?」 「ああ。。そのことなら、俺たち一緒に住んでるから、そこに帰るんだよ。」 このいかにも、怪しい黒ずくめのロン毛と? マジかよ! 夏なのに長袖だあ・・・。 「一緒に?」 もしかして、俺もやばい組織にいたとか? けがもそのせい? 「俺たちってどういう関係で?」 「そうだ。自己紹介がまだだったね。俺の名前は、宮地 祐樹。北川君と同じ大学に通っていて年齢は20歳。」 同級生でしたか・・・。 「それから。」 スッ・・・。 「俺は君の恋人だよ。」

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