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第3話
・・?
「よろしくね。」
はあぁぁぁぁ!?
マンション
「どうぞ。」
スマホやほかに、手掛かりになりそうなものもないし・・・。
「お邪魔します・・・。」
「北川君違うよ。「ただいま」だよ。」
他に行く当てもないから渋々ついてきたけど・・・。
うっ・・・。
大丈夫なのかな・・。
「ただいま・・・。」
「うん。おかえり。」
「家の中ひろっ!!」
確か俺たち大学生なんだよな。
これ、普通なの?
なんか、セキュリティすごかったし・・。
本当にここに住んでたのかな・・・。
「・・・くん。」
全然ぴんと来ないんだど・・・。
「・・くん。」
意外に広いし綺麗でラッキー。
「北川君!!」
ずいッ
「聞いてる?」
「うぎゃぁぁぁっ!?」
ビクッ
「・・・・。」
「びっくりしたー!!顔近いわ!!」
「傷つくなぁ・・。キスなんか日本じゃ挨拶だよ?」
「嘘をつくな!さすがにそれくらいは分かる。」
「記憶はないけど、常識はなんとなくわかるんだよ・・・。」
「そうなんだ、でも俺たち恋人同士だし。」
「恋人って今の俺は思ってない!!いたい男でロン毛とかありえないし!だっ、だから、俺ん変なことすんなよ!!」
「変な事って?」
「へ?変なことは変なことだよ。」
「えー?わからないから教えてよ。」
ムッ
「言わせたがるとか、変態かよ・・・。」
「北川君から、変態って言われた・・・。ありがとう。」
「えっ。別にほめてないけど・・。」
こいつと恋人とか前の俺正気か?
「冗談はさておき。」
冗談?
「その変なことについてなんだけど、俺からも北川君にお願いがあるんだ。」
「お願い?」
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