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「あ、あ、ん……や、ぁ」
揺さぶりに合わせて扱いてやると、葵には刺激が強すぎるのか、腰が逃げてしまう。おまけにもう片方の手で胸の突起を摘めば、それはますますひどくなった。
「葵?なに逃げようとしてんの?」
「ち、が……あぁ、だ、て」
「だって何?」
問い掛けの間、緩く突き上げる腰も、べたべたに濡れた先端を抉る指も止めてはやらない。もちろん、ぷっくりと膨れた胸も弾き続ける。葵は答える余裕などないのか、ただ涙を流して彰吾から逃れようとする。
初めての抵抗らしい抵抗だ。でもすでに美智の手によって一度犯された体はちっとも力が入らないらしい。
「暇そうにしてるし、ミチにここしゃぶってもらうか」
「やッ……おね、がい、や、だぁ」
「しゃぶってほしいってよ」
弱い場所を一気に攻められて自分がどうなってしまうのか。葵はそれが怖くて仕方ないのか、美智が加わることをはっきりと嫌がってみせた。
父親だけに可愛がられていた葵にとっては、二人がかりであらゆる箇所を弄られる経験などそもそもなかったのだろう。彰吾が無視して美智に声を掛けても、諦めずにイヤイヤと首を振っている。
抵抗をねじ伏せることが好みである彰吾にとっては、これほどの拒絶は待ち望んでいたもの。だから躊躇いなく葵の体を掬い上げ、喜んで参戦する気の美智のほうへ向けようとした時だった。
「……おが、たさん、がいい」
「ん?なに?」
「緒方さん、だけ、がいい」
ひくひくと肩を震わせて泣きながら訴えられたことはあまりにも可愛いおねだりだ。彰吾に抱かれること自体は拒まない。そんなところも葵の気質を表している。
「えー、めちゃくちゃそそること言うね葵は。ずるいなぁ彰吾」
文句は言いつつも一度上げかけた腰を下ろした美智の様子からして、彰吾がこのまま葵を独り占めしたくなったことを察したようだ。
葵の願いを聞き入れてやるのは癪だ。でもこれほど煽られてしまえば、余裕がなくなって当然だろう。
「あぁぁッ、ん、んーッ」
「絶対後悔させてやる。覚えとけよ、葵」
再び葵をソファの背もたれに押し付け腰を掴むと、手加減なしに突き上げる。葵が一番に体を震わす箇所もだが、誰も割り開いたことのない最奥まで抉ってやりたい。
「あーあ、スイッチ入っちゃった。かわいそうに」
葵を憐れむ美智の声すら遠く聞こえる。今はただ、目の前の葵を嫌と言うほど犯し尽してやりたい、それしか彰吾の頭になかった。
一度葵の中で欲望を吐き出しても、ちっとも萎える気配はない。
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