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とける *

末永の体はアルファらしく、学の華奢な体と比較してみてもしっかりとした雄を感じさせるほど均整がとれている。手だって一回りも大きさが違う。だから、たった二本の指を抜き差ししたとしても、学にとっては性器のようなものだった。 「っぁ、あっま、ま、って…ひぅ…、」 「…痛いか?濡れてるから切れないとは思うが…すまん、無理をさせて。」 「ぁ、ふ…っ…い、いま…は、…っ、ちょ、と…くるし…っ…」 腹が圧迫されるような苦しさだ。蕾の縁はパツンと張り詰め、何度も収縮しながらゆっくりと飲み込んでいく。指でさえここまで苦しいのに、末永の性器を入れたらどうなってしまうのか。 学がなんとか息を整えると、再び末永の指が揉み解すようにゆっくりと動き始める。 追加で末永が垂らしたローションのぬめりもたすけ、学の見えないそこからは聞くに堪えないはしたない音が聞こえてくる。 「ふ、っ…ぁ、だぇ…そこ…やぇて…おなかこぁい…いゃ、らぁ…っ!」 「ん、みつけた。」 「ひぅ、う!や、やぁあ…っ」 末永がついに、学の素直になる部分を見つけてしまった。びくんと足をぱたつかせ、きゅんきゅんと指を甘く締め付ける。 一体どれくらいほぐしていたのか、学のそこはもう3本も飲み込み、そのぬかるみもたすけて指もバラバラに動かせるほどになっていた。  末永が自分の指先一つでどんどんと可愛くとける様子を目を細めて見つめると、震える指先がそっと末永の解きほぐす手に触れた。 「も、ぉ…いれて、ほし…っ…」 「まだ少し、痛いかもしれない…」 「おれ、が…もぉ、むり…」 学の懇願するような甘い誘惑に、末永の喉がゴクリとなった。指を難なく3本飲み込めるようになった蕾は、そっと指を抜くと深呼吸するように赤い媚肉を見せ付けるようにひくん、ひくんと収縮した。 末永が伸びてきた学の腕に引き寄せられるまま唇を重ねると、張り詰めて痛みさえ感じていた自身の性器を、そっと取り出した。 「っん、んぅ、ふ…んぁ、は…」 「ン…くそ、…もう、いれる…」 「ぅン…、ぁ、あ、あ‥っ」 れる、と舌同士甘く絡ませながらゆっくりと胎内に沈み込ませていく。学のそこは限界まで広がり、なんとも言えない圧迫感が辛くて、なんども荒い呼吸を繰り返しながらその苦しさを逃すように胸を上下させた。 「く、…っ…」 「か、ふ…ぁぁ…はぃ、った…?」 「ああ、…上手だ…」 「ん、…ようへ…すき、ぃ、…」 そのあどけない顔が、熱を帯びて色づく。無意識に溢れた言葉を聞いた末永が、より性器を膨らませるのは必然的だった。そんな可愛いこと、言わないでほしい。我慢ができなくて泣かせてしまいたくなる。 「ぁあっ…お、っき…ふぁ、なん、れ…ひぁ、んっ!」 「すまん、あとから殴れ。」 端的にそう告げると、先程探り当てたばかりの学のいいところを目掛けてゆるゆると性器を押し付ける。体内のしこりをその幹で擦り上げるたび、その薄い腹はビクビクと痙攣して幼い性器からぴゅるりと白濁をちらした。 「んやぁ、ぁ、らめ、ぇっ、こぁい、っ!きもひぃの、こぁ、ぃからぁ…!」 「あぁ、くそ…すまん、止まらない…っ、だから、お前も感じろ…!」 がしりと腰を鷲掴んだ末永が、ばつんと腰を打ち付ける。鋭い快感に串刺しにされるような錯覚に、学の体は素直に乱れた。 「いや、ぁっ、きも、ひぃ…!ふぁ、ぁ、つなに、こぇ…っ…しらな、っ」 「ああ、っ…気持ちいいな…!もっと、俺を覚えろ学…!」 「よ、ぅへ…んぁ、あ!らめぇ…っし、しんじゃ、う…おれぇ、っ…とけちゃぅからぁ…ぁんっ!」 美しく整えられていたベッドを乱しながら、学と末永の交わりは腰を打ち付けるごとに激しいものとなっていった。深く奥を擦り上げれば性器からは白濁を吹き上げ、ピンポイントに学のいいところを何度も擦り上げられれば、蕾は綻び喜ぶように奥深くまで迎い入れた。 声は甘く、誘うように何度も腰を揺らめかせ、その行き過ぎた快感に涙を流せば、優しく頭を撫でられながら執拗に胎内を攻め立てられて、優しさとは裏腹の激しい行為に、学の体は喜んだ。 「んぁ、アッあん、ふぁ、あっ、やぁ、あっらぇ、きもひぃ、らめぇ…あっ!」 「あぁ、くそ…とんでもねぇ、な…かわ、いい…学、かわい…つ」 「ふぁ、も、また…ぁっ!でひゃぅ…よう、へぇ、…でひゃぅよぉおっ…!」 余裕のある末永はもういなかった。そのたくましい腕で小さな体を隠すように抱き込みながら、本能のままの激しい行為。学の細い足は末永の腰を挟むようにして開かれ、揺さぶられるままに自由に遊ばせ、必死ですがりついたその背に爪を立てた。 もう、互いの腹を汚すのが精液なのかもわからない。何度となく吐き出された白濁は薄くなり、結合部からは摩擦でひりつきながらも、断続的に背骨を溶かすような快感を教え込まれる。学の顔はだらしなく溶け、息を乱すその濡れた唇の隙間から誘うように見える舌を、末永は何度も腰を打ち付けながら貪った。 「く、ぁ…っ、くそ、も…イく…」 「きゃ、ぅ、っぁ、あっ!ひぁ、あっいく、いくぅうっ!やらぁあっとまっへぇ、えっ」 「ぅ、あっ…!!」 「あ゛アぁ、あっ、ふぁ…、はぁ、ん…れ、てぅ…うっ!」 押し付けるように開かれた奥に叩きつけるようにして吐き出された精液は、そのままなんの隔たりもなくどぷりと中に全て注がれる。 結合部からごぷ、とこぼれる末永の精液は熱く、学の腹はその量をしらしめるかのように少しだけ膨らんだ。 「んぁ、っ…よ、うへ…」 「すまん…まだ、たりない…すまん…」 「ん、っ…おれ、も…もっと…シて…」 「っ、くそ…、」 噛み付くような口付けに、学の嬌声が飲み込まれる。末永は出したばかりの胎内の精液をかき出すかのように、何度もその小さな体を容赦なく揺さぶりながら、白いシーツを互いの体液で濡らしながら何度も求めあった。 結局枕元に用意されていたコンドームが思い出したように使われたのは最後の一回のみで、それも隔たりを嫌がる学によって早々に役目を終えることになった。 二人の初めての交わりは深夜まで続き、互いの体液で汚れたままシャワーも浴びずに迎えた朝。充満する性的な香りに再び兆した末永によって、寝込みを襲われ再び泣かされることになるのを、このときの学はまだ知らなかった。

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