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昼休み。早見side
俺は廊下を歩いていた。
ガヤガヤと騒がしい。
だけど、何処からか聞こえる透き通る様な歌声に聞き寄せられ中庭に来た。
そこで歌っていたのはまるで天女の様な容姿の・・・・・・女?
いや、ここは男子校なのだから男なんだろうけれど。
とにかく、全てにおいて"綺麗"と言うに限る。
・・・声、かけてみようか。
まだ聞きたいという気持ちもある。
だけれど、今声をかけないと俺の前から飛び立ってしまう気がして――・・・
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