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合同③
やっぱり寝起きで機嫌悪かったのかな。
目が合ったこと忘れよう。なかったことにしよう。
俺は機嫌の悪い湯田なんて見ていない…!!
「おい」
「…」
無視。俺には何も聞こえないね!!!
「こら、シノ」
「…」
「シノ」
「………ふおぉっ!?」
「無視すんな」
後ろから俺の脇に腕をすり込ませ抱きついてきた湯田に、さらにビクつく。
そして自然とタカちゃんという人間カイロと離れちまった…くそぅ、俺のカイロ。
仕方なく湯田を見上げれば怒る……あれ、怒るというより拗ねてる?
「湯田?」
「…なんで高城にくっついてんの?」
「タカちゃん温かいんだぞ!?湯田もしがみついてみ?寒くなくなる!」
俺の副班長なんだが、湯田は友達だからな。班長の権限で副班長カイロを少しだけ貸してやろう。
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