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どうしてこうなった③
仕方なく先輩…徹平先輩の名前を呼べば、よしっと言って解放された。はあ…このまま逃げたい。
「あっ雅貴〜雅貴もドリンクとってきたら?ついでに僕のもよろしく」
「なんで」
「だってシノ1人にしたら逃げ出しそうなんだもん」
ギクリッと肩が揺れた。
鋭いな矢沼。
逃げられないのだと確信し先輩のほうを振り返り「なに飲みますか?」と尋ねれば「炭酸」と返された。
湯田は何も言わずに立ち上がり俺と一緒にドリンクバーへ。
「矢沼の飲み物きかなくてよかったの?」
「アイツはイチゴオレだから」
わお。さすが幼馴染。
何も言わずとも通じ合う仲って羨ましいな。
炭酸はメロンソーダしかなくて、迷わずそれを注ぐ。俺はなににしよっかなー、
「湯田は何にすんの?」
「アイスコーヒー」
「ふーん、なら俺もそれにしよ」
「…あの先輩はシノにとって何?」
「ふは、急に話題変えんのやめて、びっくりしたわ」
直球すぎてコップ落とすところだったぞ、おい。
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