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SS3-5
「ぁひっ!あっあぁ…!城崎っ、城崎、イクっ…!!」
「まだダメ。もっと我慢して。一緒にイこ?」
「…っふ、ぁあッ…、む、無理ぃ……」
「激しくしてって言ったの先輩じゃん。」
先輩のお望み通り、ガツガツ腰振って先輩を何度も絶頂に導く。
でも先輩と一緒にイキたいから、先輩がイク直前に律動 を止 め、お預けを繰り返す。
懇願 するような涙目で俺を見つめる先輩は、正直すごくクるものがある。
俺も限界ギリギリで耐えてるんだよ。
分かんないかな?
なんで我慢してるかと言うと、この先輩の表情が堪らなく好きだから。
すっげぇ求められてる気がして。
まぁイッてる最中の先輩の顔もめちゃくちゃ可愛くて好きなんだけど。
「先輩、イキたい?」
そう聞くと、当たり前だと言わんばかりに首を激しく縦に振る。
まぁ、俺もそろそろ耐えられなさそうだし。
先輩の腰骨を両手で支えるように掴み、ぴったり根本まで挿入して揺さぶる。
「気持ちい?」
「あっ…、き、気持ちぃ…。気持ちい、城崎っ…」
「俺も。……動くよ、先輩。」
「ああぁっ!!イクっ!城崎っ、イクッ…、イッちゃう!」
「…………ッ!!」
先輩が絶頂に達し、ぎゅううっと中が締まる。
ほぼ同時に俺も先輩の中で達した。
先輩の中は痙攣したように、何度もキュゥッと締まる。
堪んないな、これ。
「城崎………」
「………ん?」
余裕がなさすぎて、少し反応が遅れる。
先輩が物欲しげに俺を見てる。
本当、かわいいなぁ。
汗で湿った先輩の前髪を掻き上げて、額にキスをする。
「城崎、出張行くなよ…。」
「寂しい?」
「………。」
無言でこくんと頷く先輩。
30歳とは思えない可愛さ。
俺、一生この人のこと手放せる気がしない。
「俺も寂しいから、充電させて?」
先輩を力いっぱい抱きしめて、何度も愛を確かめあった。
金曜の夜はまだまだこれからだ。
fin.
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