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SS8-6

「…輩………、先輩……、先輩っ!!」 「ん……」 身体を揺さぶられて目を覚ます。 俺を心配そうに見つめる城崎。 「よかったぁ……。救急車呼ぼうかと思ったんですよ?」 「大袈裟だろ…」 「先輩、昨日からほぼ丸一日眠ってたんですよ…?俺怖くなって……。はぁ、ごめんなさい。やりすぎました…。」 城崎はぎゅううっと痛いくらいに俺を抱きしめた。 丸一日ってことは、今は日曜の昼…?夕方…くらい? 「痛ぇ…。」 全身筋肉痛みたいに痛い。 頭もボーッとするし、何だか頭痛もする。 「今日はお風呂も着替えも、ご飯食べるのも全部俺がお手伝いしますからっ!」 「いいよ……」 「させてくださいっ!!」 城崎は俺の手を握ってそう言った。 こいつ、本当に献身的すぎるというか、構いすぎるというか…。 そういえば……。 「それはそうと、城崎の疑問は解決したのか?」 「あー……、分かんないです。先輩、途中でカウンター手放したでしょ。108回で止まってました。」 「108………」 それが全てだと思いたいけど、何となく、本当に薄らだけど手放した時のこと覚えてる。 結構序盤…、羽根で擽られた後くらいだった気が……。 「怖…っ!」 「何がです?」 「何でもない……」 あのあと、その何倍もイッた気がする。 数なんて……考えただけでヤベェだろ……。 「先輩〜♡またシようね?」 「もうやだ…」 「アヘ顔でイキまくってる先輩、本当可愛かったです♡」 「マジで忘れて…。」 絶対ヤバい顔してたし…。 あー、もう…。 こんなのしてやるの、後にも先にも絶対に城崎だけなんだからな……。 「………好きだよ、城崎。」 「俺もっ♡愛してます♡」 「お腹すいた。飯食いたい。」 「はーい♡今すぐ作るから待っててくださいねっ♡」 城崎はご機嫌な様子でキッチンへスキップしていった。 いつか本当にヤリ殺されるんではなかろうか。 そんな恐怖を覚えながらも、自分から城崎と離れることはないんだろうなと再認識した休日だった。 fin.

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