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第3話
「圭吾ちょっと話あるんだわ」
矢沢と富永に挟まれた俺は
「部活だろよ」と
立ち上がりながら富永を軽く小突いた
「終わっても待ってろよ」
「なに?どうした?」
「心配なんだ、最近のおまえ
幽体離脱激しくてさ
なんかあるだろう?
中学のときも、ほらあん時
忘れたとは言わさん」
矢沢は笑いながら部活のバックを抱えて顔を覗き込んで来る
「何?知りたい!」
富永の食いつきを抑え込み
矢沢は
「とりあえず部活終わったら
帰らない!いいなあ」
と念を押され
俺達はそれぞれの部活に向かった
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