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第11話
「まぁなんだな 友達は有り難いなぁ 本当感謝する」
とりあえずはぐらかす作戦決行
「なぁ圭吾 中学の時と同じなんだよ 教育実習の清水に惚れてさぁ
清水の顔見ただけで 固まって
目開けて意識失う」
「意識失うのとは違うんだよ
妄想大暴走って言うか
突然来るんだよ 胸の中のモヤモヤが文章になって頭を駆けめぐる
なんかさ、気持ちいいんだよ~」
「好弥は初めて 俺だって長い付き合いで二回目なんだよ
だから何が今おまえをそうさせる?」
富永は暫く黙っていたが
「それって…気持ち良いの?」
「おぅ 覚めるとスッキリするんだよ」
「アハハ それさぁ イヤー怒るなよ?」
俺らは富永の次の言葉を待った
「それサーオナッてる的な?」
「あぁ―何!!!!」
矢沢はクスクス笑いながら
「好弥は~ったく でも言いたいこと判る~」
「バカ!!!!もっと尊いわ!マジバカ!!!!」
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